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穴の使い方

「ここは女のモノにしては狭いな。だが、使えるようにならなければ」 調教師は言った。 くちゃくちゃと音を立てて女の穴を指でかき混ぜながら。 濡れたそこは指で弄られる度に少年に快楽を与えているのが見ているだけでわかる。 少年はもう、暴れていなかった。 ひくん、ひくん 小刻みに痙攣して、涎をながす。 声すらでない。 舌をだらりと垂らして、虚ろに目をひらいていた。 ひたすら脱力して後ろから調教師に抱きしめられながら、座ったまま穴を指でいじられていた。 ペニスは触れられても、いないのに勃ちあがったまま、ヒクヒク揺れている。 調教師の指が中のソコを捉えると、また少年は激しく痙攣して、勢いのないこぼれるような射精をした。 喉を反らせ、出ない声が快楽のすごさを示していた。 この身体は素晴らしい。 調教師は改めて思った。 「お前の女の穴は、本当の女のモノほど広くはない。感じるし、出来ないわけではないが、ここよりは後ろの穴の方が負担が少ないだろう」 調教師は女の穴から指を引き抜き、濡れきった指で後ろの穴をなぞった。 「女の穴はゆっくり広げよう。玩具をつかってな。先に後ろの穴を覚えよう」 調教師がそう言っても、少年は何も答えない。 ショック状態なのだ。 ちょうどよかった。 力の抜けきった身体をうつ伏せにして、後の穴へと用意していた香油を注ぐ。 指にも香油を絡ませて、そっとそこへ指を潜り込ませた。 少年の身体はピクリと反応したか、意識を失ったかのように、そこからはうごかない。 遮断しているのだ。 感覚を。 怖くて。 「お前の身体は、素晴らしいのだから、怖がるな」 調教師は囁いたが、反応はなかった。 だが構わなかった。 後の穴を指で解していく。 ゆっくりと。 前の穴はともかく、今日中に後ろの穴までは使えるようにしなければ。 教えなければならないことはたくさんあった。 この穴にまずは受け入れさせないと。 意識の遮断はちょうど良かった 調教師のモノは。 そう簡単に入るものではなかったからだ。 怪我はさせない絶対に。 その為にも、ぬけがらになって脱力してくれているのは良かった。 淡々と解されていく。 少年は虚ろな目で、されるかままになっていた。 時間をかけ、丹念に解された。 指が三本入るまで。 「さて、そろそろいいか」 調教師は呟く。 そして。 穴の中のそこを指で擦って教えた。 脱力しきっていた少年の身体が電気でも流されたかのように痙攣した。 少年は叫んだ。 閉ざされていた意識がこじ開けられた。 「お前は後ろでも感じられて、しかもそれを女の穴にも男の部分にも伝えられるんだよ」 調教師は指で後ろの穴のそこを擦ることで、それを教えた。 後ろを弄りながら、女の部分の割れ目をなぞる。 溢れだし、そこは震えていた。 中から痙攣してるのだ。 「ほら、後でされて、ここでも、感じてるんだろ?」 調教師は女の穴にも指を入れた。 「女の穴の感じるところも同時にしてやろう」 調教師の指は巧みにそこをとらえた。 「いやぁぁぁぁ!!!許し、ゆるしてぇ・・・」 少年は泣き叫び、懇願し、触れられていないペニスから白濁を溢れさせる。 「中がうねっている。どちらも。やはりお前は素晴らしい」 調教師は淡々と言った。 女の穴と後ろの穴の両方を指でかき混ぜながら。 少年はまた混乱のような快楽に耐えられず、悲鳴を上げる。 そして、身体を捩らせ助けてを求めて腕をのばす。 だが。 やっとそうするのを止めてもらえたのは、後ろの穴に巨大なモノをあてがわれた時だった。 「今は快楽よりは苦痛が楽だろう。まずは挿れられるのに慣れろ」 しっかり香油で濡らしたそれで穴の上をなぞりながら調教師は言った。 「ゆるして」 少年は目をみひらいて、怯えた。 あてられたそれがデカすぎた。 無理だと思った。 でも。 当然許されることはなかった。 灼熱に貫かれた。

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