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愛
キスされながら眠る幸せを少年は知る。
調教師は少年を甘やかした。
身体も調教師が清めてくれた。
抱き抱えられ、身体のすみずみまで洗われた。
その途中で達してしまう程、優しい指で。
優しく身体の手当てをし、全身にまた薬を塗られた。
それは甘い香りと、事後の痛みを和らげてくれるモノだということだった。
その最中でもキスされて。
優しい優しい、触れるだけのキスを落とされるのは心地良すぎた。
口にまで食事を運ばれ。
食事の最中でさえ、キスされる。
甘やかされ、大切にされる。
他愛のない話。
聞かせてくれた遠い行ったことのない国の話。
優しい指先、眼差し。
それが手管だと分かっているのにのめりこむ。
少年はこの身体を抱いて、それでも、「男だ」と言ってくれた人に恋をしていた。
次の日は自分から求めた。
調教師のズボンに手をかけて、下ろして、自分からくわえた。
この男が欲しかったどうしようもなく。
「いい子だ」
調教師は笑って髪を撫でてくれたから。
一生懸命した。
喉も使った。
そうしてると、熱くなって女の場所が濡れて、ペニスが硬くなり、後の穴も疼いた。
口の中、喉ですら感じた。
喉の奥で締め付けて、そこと、2つの穴とペニスでイった。
飲み干した。
愛しい男の味が堪らなかった。
初めての恋に狂っていた。
女の場所を犯して欲しいと願ったけれど、「まだダメだ」とやさしくキスされ、昨日使ったモノより大きな張形で穴を塞がれた。
塞ぐ前にそこをたっぷり舐めてくれた。
女の場所があることがキライだったけれど、愛しい男がそうしてくれるなら、そこで感じることも受け入れた。
女の部分の粒を吸われて、舌でつつかれて。
ソレを悦んだ。
そんな場所があることも。
自分のその場所を嫌悪していたのがウソみたいに。
張形を入れられるだけでイった。
後ろの穴もペニスも舐めてくれた。
お前は女じゃないと、また口でして、飲んでくれて。
それが嬉しかった。
自分は入れられるだけの穴じゃなかった。
そう覚悟してここへきたのに。
娼館の主はそう言ったし、売る前に父親もそう言い捨てた。
「いい穴があって良かったじゃないか」と
今そこは恋人に愛される場所になった。
後ろの穴で自分から跨り、自分で動くことも覚えた。
愛しい男のペニスを自分から咥え込み、男の身体の上で踊るのは気持ち良くて愛しくて。
女の穴を塞いだままの張形が踊る度、男の身体に擦れて、また自分の中を抉るのも堪らなかった。
愛しい男は踊る少年のペニスも手で弄ってくれた。
自分でイケた。
ちゃんと踊って、愛しい男を気持ち良くして、男をイかせて。
「私から搾りとるのは・・・お前くらいだ」
愛しい男は笑った。
それに満足した。
女の穴を広げていた張形が抜かれて、とうとうそこに大きなペニス挿れられた時、後ろよりもはるかにきつくても、少年は泣いて喜んだ。
「ここにも入ったよ」
恋人に言われたから。
そこを愛されて感じきった。
妊娠できるか分からない子宮が愛する男の子種を欲しがるのを知った。
孕みたいと思った。
調教師が与える飲み物には、妊娠をさせないための薬物が入っていたことも忘れて。
「ここも、後ろと同じくらいいい。お前は最高だ」
余裕のない声で言われて、歓喜した。
いつになく早急に動かれ、それが本当だとわかった。
「好き」
何度も叫んだ。
穴のすべてで男を欲しがった。
愛しい男が食べたい。
食べ尽くしたい。
欲しい。
愛する男が呻くのに少年は喜んだ。
「信じられんな、この私が」
調教師は苦笑いした。
少年と調教師は同時にイった。
調教師は挿れたままキスをしてくれた。
そして、今度は後ろの穴に挿れて、そこを愛してくれた。
どちらも可愛い穴なのだと言って。
交互に前と、後ろを愛された。
どちらでも気持ち良く、とにかく良かった。
ちゃんと口でまたペニスも愛してくれた。
そこで男として、達した。
「女の穴でいくらイってもお前は男だよ」
女の部分を犯しイかせながら、愛しい人がいう。
「もちろんココでいくのが好きでもね」
後ろの穴を突きながらその人が言う。
少年はただ悦んだ。
愛されてだかれることに。
受け入れた
男を欲しがる胎があることも。
だってこれがあるから、もっと深く愛しい男を愛せるのだと。
後ろの穴も好きだった。
ここも、愛する男を喜ばせる場所だから。
少年は淫らな性技をどんどん受け入れていた。
愛ゆえに。
そんなものなかったのに。
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