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第20話 所有の証

 駅弁スタイルで抱え上げた誓将先輩を、これでもかと揺さぶり続ける。  ぐっしょりと濡れ、熟れた肉筒が俺のペニスを舐めしゃぶる。  媚びてくる襞に、精液を強情られる。 「無理むり、む、りだ………て、っ。ぁ、ああ……」  涙と鼻水、ついでに涎塗れの誓将先輩の顔。  2人の腹の間では、何度出したのかわからない誓将先輩の精液が、ねちゃねちゃと音を立ていた。  誓将先輩の耳に、がぶりと噛みつく。 「俺、浮気してないっ…すよ? まだまだ、出来ますから。なんなら、抜かずの10発とか…はっ……、よゆー、なんで」  さすがに“10発”は言い過ぎだが、誓将先輩相手なら底無しでイケそうな気さえする。  ぐぽごぽと音を立てながら、出入りする俺のペニスは、媚びてくる肉襞を嬲りながら奥を突く。  ぐっと持ち上げた誓将先輩の身体を、腕の力を抜き、落とす。  沈んでくる身体に合わせるように、突き上げた。  先端が、壁に触れた気がした。  さすがに3度目ともなれば簡単にはイかないと思ったが、触れた壁に先端を嬲られ、腰にぶるりと震えが走る。  もう一度、誓将先輩の身体を持ち上げ、ずるりと引き抜き、落ちる身体に合わせ腰を突き上げた。 「ひんっ………」  ぐぷりと通り抜けたような衝撃に、誓将先輩の喉が啼く。 「悪かっ……、て。疑っ……ひ、ぁあっ、ぅ……そこ、…ら、…めっ」  犯してはいけない場所まで入り込んだ亀頭が、ぐにぐにと可愛がられる。  俺を乗り越え逃げようとするように、震える爪が肩に食い込んでくる。 「逃げないでくださいよ」  足掻く誓将先輩の腰を固定し、深く咥え込ませたペニスを、ぐりっと押しつけるように回す。 「ゃ、…………ぁあ…」  仰け反り、半泣きの声を上げた誓将先輩のペニスから、しょろりと漏れた小便が俺の腹にかかる。  喉を晒し、天井を仰いでいた誓将先輩の顔が正面へと戻り、俺の肩に埋められる。 「良すぎて漏らしちゃいました?」  俺の肩口に触れていた額が1度離れ、頭突きするように戻ってくる。 「ば……か、………ぁんっ…」  俺の亀頭は奥の窄まりに、ぎゅんぎゅんと締めつけられる。  誓将先輩の身体は、ぴくんぴくんと無意識の痙攣を繰り返す。 「…、は………っ」  黙っていても撫で回すように扱かれる先端に、ぞわぞわとする射精感が腰を震わせる。  軽く腰を振るだけで、ぬぽっと抜けた先端が、再び狭い場所を抉じ開け、くんっと奥を突く。 「ぁ、あ……んっ、……ひ、ゃあ……ぁっ…」  瞬間的に窮屈から逃げ出した先端が再び飲み込まれ、さらに強い締めつけにあう。  奥を突く度に、誓将先輩の口から艶かしい音が漏れ、ペニスからは無色透明の液体が弾け飛ぶ。  奥の奥まで貫かれた身体は、敏感に反応を示し、ぐぷんぐぷんと奥の肉輪を出入りする亀頭に、誓将先輩のペニスは、押し出されるように潮を吹く。 「は、あ……エ…、ロ………っ」  奥を小突き続ける俺の身体に誓将先輩の爪が立てられる。 「ぁっ……は、ぅ、……んぁあっ、……ひ、ぁ………」  ぐずぐずと鼻を鳴らしながら啼く誓将先輩の爪が、俺の身体に傷を刻む。  その痛みすら、俺には興奮の材料になる。  誓将先輩なりのマーキングのような気がして、身体の芯が炙られる。  お返しに俺は、誓将先輩の首筋へと吸いついた。 「ぃっ、あ………」  痛みに逃げようとする首筋に噛みつき、真っ赤な痕を残した。  俺のものだと主張するその証に、べろりと舌を這わせ、誓将先輩の中へ熱い白濁を(ほとばし)らせた。

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