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散々触られて、トイレに行く途中だった俺は気持ち悪い気持ちいいなんて言う前に尿意をもよおしてきた。
「お兄ちゃん、ぼく、トイレ行こうとしてたんだった……離して、トイレ行ってくる」
「そうだったのか翠…はぁ、大丈夫、お漏らししてもお兄ちゃんは怒らないよ」
「えっ、やだよ、ぼくお漏らしなんてする年じゃないよ恥ずかしいよ」
おしっこしたいって言ってるのに変態兄さんは俺のおちんちんを触るのを全然止めてくれない。むしろお漏らしって聞いた時にピクッと手に力が入った気がした。ほんとこの人気持ち悪いって感じてたの気のせいじゃなく変態じゃん。あー、やだやだ、もっと可愛こぶらなきゃ離してくれないのかな。結構限界に可愛くしてるつもりなんだけど。
お漏らしはさすがに…何か失いそうな気がする。でもここまで義父にも触られ、義兄にも触られ、俺には失うものなんてないかもしれない。
蒼さえ元気でいてくれて守れれば…。
「う〜ん……せっかく翠と遊んでるのにトイレに行かれるのはお兄ちゃん寂しいな。
そうだ翠、このゴミ場にしてみせてよ。ゴミ袋も入ってるし、その中ティッシュ敷いとけばゴミの日にそのまま出せばいいだけだよ」
自分の思いつきが気に入った兄さんは俺の返事も聞かずにティッシュを箱から何枚も勢いよく取り出してゴミ袋の中にいれた。
あっ!この隙にトイレ行ってくりゃいいんじゃんて、力の入らなくなってる足で立ち上がったけど、それはもう遅かった。
「翠、おいで」
兄さんに腕を引っ張られて呆気なく力では負けてしまう。そのまま両足の太ももを持たれて持ち上げられ、大股開きでゴミ箱に向かって性器を向ける格好にされた。
「いやだよ、こんな格好恥ずかしいよ、お兄ちゃんふざけてないでトイレ行かせてよ!」
多分光輝兄さんはふざけてやってるわけじゃない、ってのは分かってたけど、おふざけだと思ってると思わせてイヤだ、止めてと繰り返した。
この言葉たちが、変態な兄さんを煽ってることになってたと気づくのは、俺がもうちょっと大きくなってからだった。
止めて離してと繰り返しながらも、もう膀胱がいっぱいいっぱいになってきて余裕がないのに気づいた。
「無理だよお兄ちゃん!もう出ちゃうよ、出ちゃう!」
「大丈夫大丈夫、翠、チー、チー。ほら、お兄ちゃんしかいないんだから恥ずかしくなんてないよ、チ〜」
宙に浮いてたお尻を兄さんの太ももにおろされ、両太ももを掴んでた両手は片手になり、もう片手は性器を掴まれた。
「ほら、お兄ちゃんが手伝ってあげるからな」
そんな!人に摘まれたら出るもんも出ない!出ないと解放されないのかな?今にも爆発しそうな膀胱と闘ってた俺は、考えるのをやめたくなってきてた。
「ほら、ちー、ちー」
兄さんはバカみたいな掛け声をかけながら、性器を上下に擦ってきて、そこの気持ちよさを覚えてた俺は、何かが出そうな気配に気づいた。
「もっ、むり……出ちゃう…あっ、やだ、やだ、あっ、あぁぁぁぁぁっ………」
チョロチョロとおしっこがビニール袋を入れたゴミ箱に飛んでいった。おしっこには少し白いのが混じってた気がした。
「翠〜、よく出来たね〜、お利口さんだよ」
ようやく兄さんの太ももから下ろされた俺はやっと尿を出せたのと、何か出たことでぼんやりしてた。ぼんやりしてたら、さっき尿を出したとこにキスされた。
「お利口さんな翠のちんちんにご褒美だよ」
そんなんご褒美にならねーし。ドクソ変態が。
この変態が俺の方見てて夢中になれば、蒼の事は忘れるはず。兄ちゃん頑張るからな、蒼。遠くからでも想ってるよ。
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