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ふとした瞬間に訪れる黒歴史3※

リツキは俺をリラックスさせようと、持っていたローターを手放してベッドの上に転がす。まずは手のひらで俺の身体を撫でながら、啄むようなキスを何度も繰り返す。撫でられる肌が擽ったいけど、それでもさっき赤くなった突起は触れずに、腰に手を滑らせると何気なく器用にボタンを外してジッパーを下げてくる。 「んん……ちょっと、俺ばっかり脱がされても……」 「あぁ、悪い。俺も脱がないと不公平だよな」 「そ、そんなことはない、けど……恥ずかしいから」 「そうか。でも俺もそこまで筋肉あったりしないけど?」 リツキがシャツのボタンを外して、俺と同じように上半身だけさらけ出す。確かにムキムキの筋肉はないが、俺の身体よりかは心なしか引き締まっているように見える。俺の理想の体型なはずだから、均等の取れた身体つき、というヤツなのだろう。 「じゃあサツキ、今度はローターも一緒に使うから。ここからは甘々で」 「あ、甘々って……ぁ、ぁふ……」 俺が余計なことを言う前に口を物理的に塞がれる。今度はじっくりと味わうようにキスをされ、俺が息苦しくなって口を半開きにしてしまうと、舌が間から差し込まれた。俺が感じているうちに、あっと言う間にジーパンが脱がされて床に落とされる。そのまま押し倒されてベッドの上に寝っ転がった。 「ふ……ぁ…」 「サツキ……隙アリ!」 ぼーっとしている俺を見たリツキが、ローターの電源を入れて今度は俺の息子に添わせてくる。下着越しに立ち上げかけていたソコは、未知の刺激に導かれて分かりやすく返事をする。 「んぁぁっ!」 「ん。イイ声だ」 自分でも聞いたことないような甘ったるい声をあげてしまったことが、恥ずかしくて死にそうだというのに、満足そうなリツキはローターの強さをMAXにしてグリグリと押し付けてくる。 「あ、あ、あぁっ!や、やめ……ブルブル、キツイ……んんっ!」 「確かにキツそうだな。下着に染みが出来てきた。こりゃあ洗わないと家に帰れないけどどうする?」 「うぅぅ……知ら、知らないぃぃー……」 「今日、泊まっていく?明日バイトも休みだろ?」 俺の予定まで何故か網羅しているリツキは、俺の息子の先っちょを虐めながら、耳元に息を吹き込んでくる。俺は振動と一緒に自分もブルブルと震えてしまって、パンツは確実に見てはいけない状態になっている気がした。 「そうだな。苦しそうだから、脱がさないと。直に触った方がきっと気持ち良くなれる」 「も、もう、いいよ……で、出ちゃうからぁ」 黒無地のごく普通のボクサーパンツが、リツキの手によって取り去られていく。 俺を守るものは何もなくなってしまった。産まれたままの姿で、ローターを当てられてよがってるとか、想像するだけでおつゆが後から、後から、溢れてきてしまう。 「感じてるサツキも可愛い。なぁ、もっと声、聞きたい」 「こ、声って……ん、んぁ、あぁ…っ……」 声なんて途切れ途切れで。訳が分からなくなっているところにローターがスルスルと下方へとズレていく。俺は嫌な予感がして、両手でお尻を隠そうと精一杯腕を伸ばす。 「だ、だめぇ……っ…」 「そのポーズは可愛いけど、中に入れないとどんなものか分からないだろ?」 「だ、だって……」 「大丈夫。イケるイケる」 悪戯っぽく笑ったかと思うと、リツキはグリっとローターを俺の穴に当てて、訴えを無視してグリっと突っ込んできた。侵入してきた異物感に身体が固まってしまう。 「…ぅ、ッくぅ……ぁ、あぁ…」 「苦しいか?でも、ここら辺にこう、当てると……」 「ひぁっ!ぁ、ぁ、あぁぁっ!!」 俺のナカの前立腺に触れると我慢できずに、簡単にイってしまった。それでも続く振動に例えローターが1つであろうと、気持ちよくなる自分を止められない。 「あ、んっ、ん…はぁっ…」 「凄く感じてる?まぁ、シチュだけだったら誰にも負けないくらい知ってるから。ゾーンに入ったら、サツキは絶対にエロい気がする」 「ふぇ?な、何だよ、それ……ぁ、ぁぁ…」 「な?俺が言うんだから、間違いない」 そんなこと言い切られても困るんだけど、実際やられっぱなしだから言い訳も何も浮かばない。舌舐めずりをしたリツキが、ローターをナカに残したままで自分の前を寛げると、素早く片手を伸ばしてベッドサイドテーブルの引き出しを開けてスキンを手に取り、口に咥えて封を切る。慣れた手付きで装着すると、そのまま俺のナカに挿入ってくる。 (ま、ままま、まさか!?そ、そういう、アレ、何?ダメだ、混乱してきた!) 「うぁ、ぁ、あぁぁっ!?」 「ック、あ、コレ……俺もヤバい……」 リツキが顔を顰めて何かを耐えている。俺のナカはぶっちゃけ容量(キャパ)オーバーだ。ローターとリツキでもう、お腹パンパンで、息も苦しい。リツキも動かずにそのままの体勢で暫くストップする。 「ぬ、ぬ、抜いてぇ…っ……」 「……悪い、無理だ。俺も、振動が伝わってきて。何か、すぐにイキそう……っ…」 リツキが注挿を始めると動く度にローターが内壁を刺激して、グリグリと攻めてくる。その動きはランダムなところもあって、俺は翻弄されてどうしようもない。 「んぁっ!や、うご、動いたら、ら、らめぇ……」 「…はぁっ……大丈夫、俺もイクから、サツキも……」 「あ、あ、あ……お、奥にっ、押し込んだら、だ、ダメ……感じちゃ……」 リツキが俺の最奥を叩くと、同時にローターも大きく震えた気がした。 火花が散ったような感覚と共に、俺は頭が真っ白になって、声にならない声を上げる。 「ぁ、ぁぁ……っぁ――」 身体が跳ねる。ビクンビクンと勝手に跳ねてしまって止められない。 暫く跳ね続けて、リツキがいなくなるまで、小さく震え続けて止まらない。 「サツキ、まだ感じてる……」 「コレ、コレ……お願いだから、抜いて…ぇ……」 漸く願いが叶ってローターが引きずり出される頃には、俺は限界になってしまって。 静かに目を閉じて、意識を手放していた――

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