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第4話(2)

「ちゃんと……触れよ」 「ナル。僕、命令されて言うこと聞くほど優しくないよ?」  ニヤリと笑って膝を押さえたままじっとその下半身を見つめた。  フルフルと震えて先から蜜を垂らす屹立。  薄っすら赤く色付いた肌。  細い目が僅かに潤んでいてもっと泣かせてみたくなる。  わざとモノには触れず際どい辺りに口を寄せた。焦らすように音を立てて横目でその様子を眺める。 「サク……もう……」  震えて自身の下半身に手を伸ばしてくるのをはね退けた。 「自分で触らせる訳ないだろ?」  にっこり笑うと、腹の上に腰を降ろして両腕をその頭の上で束ねる。 「焦らすなよ」 「んー?だって、健気に準備して解してあるからさぁ」  笑いながら鼻の頭をくっつけると、噛みつくように性急にキスをしてきた。  角度を変えて深く舌を挿し込みながら片手で両腕を押さえると、腹に付くほど反り返ったその屹立を扱く。  ビクッと震えてゆるゆると腰を動かし始めたのに気づいて顔を上げるとギュッと指を輪にして根本を締めた。 「なっ……サク!イかせろ!」  息を乱しながら慌てて顔を上げたその顔を見ながら片膝でその足を押さえてもう片方は大きく開かせる。 「自分だけヨくなり過ぎじゃん?」  にっこりと笑っておいて自身の塊を窄まりに押し付けると一気に貫いた。

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