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第6話(5)
笑うと、顔を上げたラビは僕の昂りを手で支えて「んっ」と甘い声を漏らしながらズブズブと腰を落として飲み込んでいく。
しばらくは好きにさせたけど自分で好きに動く姿を見て、僕はそのガッチリとした腰を掴みながら下から思いっきり突き上げた。
「あ"ぁっっ!!」
仰け反って喘ぐのを腰を支えて左手も引いて倒さないように何度も貫く。
浮く腰を落とさせて深く抉るとラビは出したことないような高い声をあげた。
「イイっ!!……ゔぁっ!!あーーーっ!!」
キツい締め付けにこっちも持っていかれそうになるのを歯を食いしばって突く。
「あっ、くぁっ!!……はっ、あ、い……イク!イクっ!!」
切羽詰まったその声を聞きながら突き上げの角度を変えて容赦なく打ち付けた。
ビクンっと大きく跳ねるとラビは先端から欲を吐き出す。
白濁はもう薄くなって量も少ない。
そのまま仰向けに倒れたラビの腹に僕も熱を弾けさせると、ラビはその混ざった体液を指で撫でつけて微笑む。
「……シャワー、浴びます?」
「先入って来たら?」
「……一緒には入らないんだ?」
「恋人ではないからね」
「そこは線引くんだな」
ははっとラビが声を出して笑った。
ベッドの端に腰掛けて僕はラビに背を向ける。
思いっきりヤってスッキリしたはずなのに……何か寂しい気がした。
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