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第9話(7)

「ひぃっ!!」  どうしても引ける腰をしっかり押さえて左手で前を扱きながら指を進める。  さすがに締め付けがキツい。 「ま、ハジメテですし……ね?」  ため息を吐きながら僕のポケットから財布を出すと片手で袋を出して歯でその封を切る。 「なっ!!」  店長の戸惑いは無視して秘孔にその携帯用のローションを垂らした。  再度引き抜いた指で馴染ませて今度は第2関節まで一気に進める。 「うぁ"っ!!」  逃げる腰を抱えてまだ一応芯は残したままの屹立にも指を絡ませた。  後孔は関節を曲げて内壁をクニクニと刺激しながら、前は慣れたその刺激を追わせる。  酔っていてもガチガチだった身体は少し力が抜けて、孔もグチュクチュと淫らな音を響かせた。 「大丈夫。気持ちよくしてあげる」 「気持ち……」 「うん。力抜いて指を感じて」  宥めるように優しく声を掛けてずっとただその場で内側を解していた指の角度をグリッと変える。 「うっ、はぁっ!!」  ビクッと跳ねてキュッとシーツを掴んだのを見て今度は何度もグリグリと角度を変えた。  お腹側は特に指を小刻みに動かしてイイところを探る。 「あぁっ!!……なっ!!うわぁっ!!」  内壁を撫でて感覚的に見つけた一点をグイッと押し上げると店長はかなり上擦った声をあげた。  自分で自分の声と反応に戸惑う様子がかわいくて仕方ない。  まぁ、冷静に考えたらこんな巨体の強面がかわいいなんておかしいんだろうけど……。

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