「大丈夫。怖くない。……気持ちいいから」 　ギュッと内壁を締め付ける店長に声を掛けながら中の指は一旦動きを止めて前をゆるゆると動かす。 　付け根から優しく包んでその長さと太さを確認するように芯を育てた。 　力の入っているその背中にはチュッチュッと軽くキスをする。 　少し力が抜けて吐息が混ざり始めると、中の指先をまた少しずつ動かした。 「我慢しないで……ただ気持ちよくなればいいから」 　こんな丁寧に解すのなんて初めてだ。 　優しくゆっくり……店長の息遣いと反応を見ながらただ店長を快楽に導く。 　怖がらせたくないし、無理もさせたくない。 　普段、激しく息を吐く間さえ与えない僕からは想像もできない姿かもしれないけど、店長は思いっきり甘やかしてただ気持ちよくなって欲しかった。 　正直、店長の吐息を聞いているだけで僕の屹立はズクンズクンと既に暴発しかけているが、僕のことはどうでもいい。 「んっ……はぁっ……くっ、ふっ」 　漏れ始めた吐息に声が混ざり始めると前の手も少し強弱をつけて扱いていく。 　ズチュ、ヌチュ、クチュ、グチュ……前も後ろも卑猥な水音がたって店長の腰が少し揺れ始めた。 「あっ……くっ……」 　内壁を収縮させながら店長が顎を突き出す。 　その姿は僕が想像していたよりも遥かに煽情的だ。