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第10話(3)
「僕の口の中にいっぱい出してくれたでしょ?」
言いながらしゃがんで固まっている店長の鼻にチュッとキスをすると、店長はガタンと大きな音を立ててクローゼットにある棚に体をぶつけた。
「……その反応は傷つきますよ?あんな気持ちよさそうだった癖に」
ぷぅっと頬を膨らませると、店長はパクパクと口を動かす。
「は?何言ってるかわかりませんが?」
「……ぇ。……そ……ねぇ」
「ん?」
「そんな訳ねぇっ!!」
膝を付いて首を傾げると、店長はバッと立ち上がって走って行った。
僕も立ち上がってのんびりその後を追う。
シャワーの音を聞いて、脱ぎ捨てられた下着を見ながら僕もとりあえず服を脱いだ。
カタンとドアを開けると、立ったままシャワーに頭を突っ込んでいた店長がビクッとしてこっちを見る。
「な……な、何で!?」
「いや、洗わないと?」
後ろから片手は腰を掴んでもう片方でグッと引き締まったその小振りな尻を撫でた。
出したままのシャワーを浴びながら思いっきり顔を引き攣らせて店長が逃げようとするのを僕も腰をくっつけて制する。
「やめっ!離せっっ!!」
大きな手が僕を退かそうと伸びてくるが僕は力で押さえながら目の前にある脇腹に舌を這わせた。
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