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第11話(4)

「で?何があったんですか?」  ドライカレーを口にしながら戸川はのんびりと首を傾げる。 「店長の何回かヌいて風呂でもちょっとヤっちゃった」 「は?」  僕は戸川の顔も何か見ていられないのに、戸川は間抜けな声を出してきた。 「だからぁ、酔ってる店長に手を出して挿れるのは堪えたのに……昨日の朝、風呂に突入してスマタしちゃったの!」  ヤケになってそのままぶちまけると、戸川は息を吐き出してから笑い出す。 「奇遇ですね。俺も昨夜は雄吾のをイジって今朝は風呂で擦り合いました」 「……は?」  今、戸川、何て言った?イジって……擦り合った?……んん?? 「あいつの誕生日に煽られて手を出してから止まんなくて……我慢してたのに俺の誕生日にまた……そっからはもう自制効きませんよ」  乾いた笑いをしながら戸川はスプーンを置いてイスに凭れかかった。 「え?付き合ってんの?合意?」 「いいえ?酔ってたり、戸惑ってるあいつに……もう既成事実作ってやれ?みたいな?」  女と適当に遊んでいるように見せてずっと片想いの幼なじみのことを想ってきた戸川とは思えない事実に僕はただ驚く。 「さくさんは?何でそんなことになったんですか?」  スープカップを持った戸川にじっと見られて、僕はとりあえず水を口にした。

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