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第16話(11)
深く挿したままで動きはせず、背中にキスを繰り返しながら両手でその屹立を扱くと店長の口からは熱のこもった吐息と短い呻きが漏れるようになってきた。
喘ぐ……とは言い難いが、ただの苦痛だけではないのはしっかり勃ち上がって垂れる先走りでわかった。
根本と鈴口をそれぞれ刺激しながら、僅かに腰を引いて様子を見ながら抽挿を開始する。
「はっ……あ"っ……」
そのうちに少しずつ動き出した腰を見て口の端を上げた。
「もう、女なんて抱けないよ」
耳元で囁いてゆるゆると抜くと、僕はパンッと勢いよく肌をぶつけてその身体を貫く。
「ねぇ、気持ちいいの?パンパンに膨らんで中もめちゃくちゃうねってるよ」
意地悪く笑いながら手の動きを速めると、またトロトロと先から蜜が溢れた。
「やめ……くっ……」
「快感拾うの上手……店長、ネコ、向いてるよ」
吸い付いてくる肉壁の刺激に堪えながら肩甲骨を指でなぞってまた深く押し込む。
腰を引く度に切なさを混ぜた声をあげ、パチュンと奥まで貫く度に鋭く声を漏らして身体を震わせた。
「あ、あ"ぁっ!!……ん"っ……やめっ!!」
完全に腹に付いた店長の屹立も限界が近いのか、鈴口から溢れる先走りの量がエグい。
店長の表情を見ておきたかったけど、とにかく今はこのまま導くことにした。
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