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第20話(3)
そのまま少し引き抜いて一気に突き刺す。
「あ"ぁっ!!」
突くだけで軽く蜜を吐き続けるその屹立を握って扱きながら腰を打ち付けた。
「あっ、ん"っ……あ"ぁっ!!」
枕があって腰が上がったまま逃げられない店長に僕も持っていかれそうになりながら最奥へと侵入する。
「これ、ずっとイってるの?」
「やっ!!あっ……」
「嫌じゃないでしょ?……イくよ?」
シーツを必死に握って首を左右に振る店長を見ながらギリギリまで引き抜いて様子を窺うと、店長ははくはくと息をしながら切なそうに眉を歪めた。
「……その顔、ズルいよ」
あまりにものかわいさにうぐっとなりつつ息を整える。
微笑んでその頬を撫でると僕はその両膝の裏を抱えながら一気に深く突き立てた。
「待っ、あ"ぁーーーァっっ!!……っ」
仰け反って身体を突っ張りながら吐精した店長の締め付けで僕も包まれたゴムの中で欲を吐き出す。
ゴム越しにそれを感じ取ったのかまた店長の中が締まって僕はグッと歯を食い縛った。
出し終えて腰を引こうとするとギュッと店長に抱き締められてそのまま腕の中に抱き込まれる。
「店……長?」
身動きさえできずに店長の胸に顔を付けたまま聞いてもその力は緩むことがない。
「ちょ、こっち見るな……」
掠れたその声とバクバクと速い心音を聞きながら僕はゆっくり目を閉じた。
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