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第20話(8)
「女抱こうなんて二度と思わないようにしてやりたいんですけど?」
跡がつくと言ったのにガシャガシャ鳴らす店長に目をやって僕はため息を吐く。
拘束したせいでボクサーパンツ1枚のままの店長を押し倒すと床に倒れた店長から下着も剥ぎ取った。
「やめっ!!」
バタバタと逃げようとする店長の膝を折ってそこを革のバンドで拘束すると、もう片方もピッチリと巻き付ける。
「おいっ!佐倉っ!!何っ!フザけんなっ!」
騒ぐ店長を見ながら立ち上がって僕は無言のまま店長の寝室に入った。
ボックスからローションと目当てのモノを取るとプラプラと揺らしながらそれを店長の目の前に突き付ける。
「待て!やめろ!んなもん!ちょっ!!落ち着けっ!!」
ビタンと腰を捻りながら這ってでも逃げようとする店長の肩を掴むと僕は顔を近づけて微笑んだ。
「僕だけ想って啼いてて」
引き攣った顔にキスをしてためらいなく足を開かせるとローションを垂らす。
そして、ボックスから持ってきたローターを押し当てた。
「やめろ!佐く……っ!!」
ビクッとしながらも簡単に飲み込んだ店長を見ながら片方のベルトにそのコードから伸びたリモコン部分を取り付ける。
「昨日シてるから余裕じゃん。だから……」
笑ってリモコンに触れて動かすとモーター音と共に店長が震え出した。
「1限終わったら帰るからね」
眉を寄せて歯を食い縛った店長。
声を出すまいと堪えるその姿にゾクッとしながらキスをして僕はマンションを出た。
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