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第21話(4)
「あ……この……っ、バカ……」
口を離して、店長の口の端からとろりと垂れたピンクの液体を指先で拭う。
それを舐めてみるとじんわり温かくなってきた気がした。
口に含んでいたんだから多少飲んだのかもしれないけど……こんな怪しいの効くのか?
「ふっ……んっ……あぁ……くそっ」
訝しみながら店長を見下ろすと、店長は目をとろんとさせて切なげに眉を寄せる。
ま、酒でもすぐトロけてしまう店長だから仕方ないか。
「やめっ!んんっ……あ、はぁ……っ」
吐息にどんどん熱がこもってきて店長の屹立ははち切れそうなほど張り詰め、後孔もパクパクと口を開けた。
「あァっっ!!」
少し脇腹を撫でるだけで震えて高い声をあげる姿はヤバい。
「佐、倉ぁ……無理っ!もう……ヤダ……」
ポロポロと涙を溢して店長は苦しそうにこっちに必死に訴えてくる。
「イかせて欲しい?」
聞くだけであの店長がコクコクと頷くなんて。
「お尻も気持ちいいの?」
「いい!もう!いいからっ!!」
ハクハクと浅い呼吸をする店長の膝に手を付いてコードを引っ張るとズルンとローターは抜けて床の上でモーター音を響かせた。
「あぁーーーっ!!」
抜ける時に声をあげた店長はぐったりと脱力して、でも、すぐにモジモジと腰をくねらせながら固定されている膝同士を擦り出す。
「挿れて欲しいの?」
デニムだけを脱いで下着は着けたままうつ伏せにしてその窄まりに押し充てると、店長はギュッと目を閉じてしばらく震えてからゆっくり頷いた。
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