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第21話(9)

 ドアを開けると、ビクッと店長が跳ねて起き上がる。  下半身を丸出しにしているその手にあるのは僕のパーカー。 「なっ!何で、おま……」  慌てて隠そうとする店長のベッドに走って両腕を掴むと、パサリとパーカーが床に落ちた。 「早く帰って来いって……僕のこと?」 「んな訳……」 「寂しかったの?」  顔を近づけると店長は押し退けようと力を込めつつ顔を背ける。 「……とりあえず、コレ、ヌく?」  勃ち上がっているそこに手を伸ばすと店長は慌てつつ腰を揺らした。 「やめっ!!」  嫌がりながらも、膨らんだ屹立はドクドク脈打って更に質量を上げていく。  少し握って扱いただけで、そこからトロトロと蜜を溢して店長はギュッと目を閉じた。  突っ張った足先を目にしつつ裏筋を撫でるとビクンと大きく腰を揺らして店長は欲を吐き出す。  脱力して息を乱す店長の目は少し潤んでいて上気した肌もやたら色っぽい。 「な……んで?」  軽くショックを受けたような店長の前髪を掻き上げてその目を覗き込んだ。 「また1人ではイけなかった?」  微笑むと店長は目を逸らす。  かわいい反応に満足な僕は僕の手に絡まっている濃いその体液を見つめていると、そろりとこっちを見た店長は顔を真っ赤にしてティッシュボックスを投げつけた。 「さっさと拭け!」 「照れなくてもいいのに」  僕はニヤけるのを止められない。  僕のパーカーに顔を埋めて1人でシたのにイけずにいたなんて……嬉し過ぎるでしょ。

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