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第22話「好きじゃん」
「店長」
「寄るな」
ダイニングで座っている店長に顔を近づけると、ビクッと肩を跳ねさせて店長は顔を背ける。
なのに両頬に手を添えてこっちを向かせると、睨みつつも僕の口からは逃げない。
唇を割り開いて舌を差し込んでも、歯列をなぞって舌を絡ませても。
むしろ、脱力してとろんと表情を蕩けさせる姿にこっちの身が持たない。
あの僕のパーカーで自慰行為をしていた店長を目撃してから4ヶ月。
僕は大学4年になって、店長は少し押してみるだけで少しずつこっちに身を預けてくるようになった。
店も終わり仕込みも終えた店長が帰宅して一緒に夕飯を食べた後、たまに誘ってみると口では文句を言うし払い除けてきたりもするが、最近は素直に反応してそのまま流されてくれる。
「お風呂行く?」
「……」
腕を引くとためらったように下を向く店長を見ながら両腕で引くと、店長は立ち上がってこっちは見ない。
それでも舌打ちしする店長のシャツを捲り上げてその胸に舌を這わせると店長はピクリとまた快楽をうまく拾っていった。
「んっ……はぁ……」
漏れる吐息を聞きながらそのベルトに手を掛けると、腰を揺らしながら店長は擦り付けるように震えて腰をくねらせる。
勃ち上がってスラックスごと押し上げている大きな屹立に手を添えながら腰に手を回して脱衣場へと導くと、ヨタヨタしながら足を進めた。
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