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第22話(3)

「ふーん……なら、いいよ」  肩を引いて床に座らせると髪を濡らして洗っていく。  硬度を上げきったソレは無視して髪を洗ってあげると、店長は歯を食い縛ってキツく目を閉じた。  少しでも刺激してあげたら出そうなそこには触れないように全身も綺麗に洗ってあげて湯船へと誘うと、僕自身もゆっくり髪を洗って無視したまま体も洗って湯船の中で縮こまっている店長を見下ろす。 「出ましょうか?」  何食わぬ顔で聞くと、店長は眉を寄せたままこっちを見てから目を逸らしてゆっくり立ち上がった。  ザバッと上がって出てきた店長にバスタオルを渡す。  まだ治まりきっていない欲は上向きのままブルンと震えた。  それでもそれには触れないで部屋着に着替えると、店長も自分の下着に手を伸ばす。  笑うのを堪えながら後ろから抱き締めると、店長は舌打ちして僕の手に自身の大きな手を重ねた。  決して「イかせて欲しい」とは言わない、「触って欲しい」とも言えない強情な店長。  1人でシてもイけなくなって僕の手から逃げなくはなったけど、それでもすんなりとは受け入れられない意地っ張りな人。 「とりあえず、出しとく?」  まだ下着さえ身に着けていない下半身に手を伸ばすと、そこはすぐに質量を増していった。  血管が浮き出て熱く血液を集中させていく。  前に回って一気に口に含むと、店長は嫌がるように僕の頭を引き離そうとした。

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