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第22話(5)
店長相手だと僕の心臓はうるさいくらいで、イジメ倒すよりくっついてドロドロに溶け合いたくなる。
まぁ、店長を蕩けさせるだけで我慢することも多いけど……ナルや戸川には話せないくらいただ欲を吐き出すだけのセックスではない満たされるようなこの時間は……僕自身が店長にハマっているからだろう。
「あぁっ……くっ、はぁっ!!」
風呂場でも慣らした後孔に指を挿れると、目尻に涙を溜めた店長がギュッとシーツを握って仰け反った。
もう何度もその中に入っているのに指を食い千切られそうなこの瞬間はグッと歯を食い縛る。
キツく締め付けるその内壁とあまりにも煽情的なその光景はそれだけでイきそうになるから。
「気持ちいい?」
冷静を装って軽くイったらしい店長の腹に飛んだ白濁を撫でると店長は両腕で顔を覆った。
そんなのこっちを煽るだけなのに……どうしてこうも僕に火を点けるのがうまいんだろう。
「素直じゃないなぁ」
開いた脚にキスをしながら指を増やすと、
「うぁっ……ヤダ……」
店長は何度も首を横に振って腰を揺らし始めた。
声に混じる吐息の熱っぽさ。
涙を溜めた潤んだ目。
眉間の皺は一緒なのに吊り上げることを忘れた眉。
僕の指と口だけでこんなにも乱れてくれることにゾクゾクする。
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