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第23話(10)
さすがに店に食べたままの食器とかを放置できなくて、溶けた店長を机に伏せさせてズクンズクンと疼く下半身を気にしながら食器を食洗機に突っ込む。
テーブルを拭いて店長がいつもするように火元とか色々チェックをしていると、店長がのそりと身体を起こした。
「……クソが」
呟いて立ち上がった店長の股間はまだ完全に収まってはいない。
ただ、熱はまだ残っているが理性はだいぶ戻ったらしい。
手を洗ってから舌打ちをしつつキッチンに入ってきて気怠げに仕込みしたものも確認する姿はまた僕の情欲を煽る。
「店長ぉ、早く帰ってセックスしません?」
「なっ!!バッ!!おまっ……」
流しに手を付いて明け透けに欲を口にすると、店長は笑えるくらい動揺した。
耳まで真っ赤なその姿は今すぐに喰ってやりたくなる。
「その初心な反応……かわい過ぎるだろ」
「その顔が言うなっ!」
呟いたそれが聞こえたらしく叫ぶ店長。
「へ〜ぇ!僕の顔、かわいいと思ってるってこと?」
後ろから抱きついてみると、店長は黙り込んだ。
そのまま手を這わせると、店長の中心にはまだ芯が残っていて少しスラックスごと擦ると硬く熱を集めていく。
「バカっ!やめっ……」
「終わったよね?早く部屋に帰ろ?」
手を動かしながらシャツ越しの背中にキスをすれば、跳ねながらももどかしそうな反応をするのが愛おしい。
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