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第26話(4)
倒れそうになるその体を支えて腕を引く。
勢いよく飛んだ白濁が雅美さんの顎にも飛んでいてやたらエロい。
「雅美、さんっ!!」
歯を食い縛ってその腰も支えつつしばらく腰を打ち付けると、さすがの僕も堪えきれずに雅美さんの中にその熱を解き放った。
先に一度達していた雅美さんもまたその欲を再び弾けさせる。
荒い息を吐きながら脱力するその身体を抱き締めて顔に飛んでいた白濁を指先で拭った。
「や、めろ……バカ……」
その指を口にすると、音で気づいて雅美さんは僕の頭を抱き抱えて顔が見えないようにする。
「ねぇ、もっとシたいけど……ダメ?」
聞いてみても抱き締めてくるだけで返事はない。
「……雅美さん?言ってくれないと見えないよ?」
笑いながら目の前にある胸に舌を這わせた。
舌先でぐるりとなぞって唇で軽く刺激する。
吐息を聞きつつ先端を舌で転がすと抱き締めてくる手に力が入った。
「ねぇ……答えて?もっとシてもいい?」
軽く歯を立てて、でも、当てるだけで刺激はしないでいると雅美さんがモゾモゾと動く。
頭を解放されて見上げると、真っ赤になった雅美さんが右腕で顔を隠していた。
「雅美さん?」
「か、勝手に……」
「違うでしょ?シてって言ってよ」
微笑むとバチンと勢いよく顔面を叩かれる。
「そんなことっ!!」
「明日から1年も会えないんだよ?」
少しスネてみると、キュッと後ろが締まってまだ挿れたままの僕は嬉しくなった。
それだけでいいか……なんて思っていたのに、
「……好きなだけすればいい」
「好きなだけ?終わんないよ?」
「……終わらせ、るな」
顔を背けて消え入るような声で言われて僕は思いっきり雅美さんを抱き締めた。
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