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第27話(5)

 ラブボは何度言っても通り過ぎて入ってくれず、やっと車を停めてくれたのはいわゆるビジネスホテル。  縮こまって落ち着かない雅美さんをロビーで座らせてツインの部屋を手早く手配した僕は雅美さんの手を引いた。  僕の荷物で隠しているがおそらく下半身は熱を持ったまま落ち着かないのだろう。  そもそも1人ではイけなくなっていた雅美さん。  出発前も何度も心配したが「余計なこと言ってんな!」と怒鳴られて拳骨を食らわされていた。  結局、1年ちょっとどうしたのかまだ教えてもらっていないのでどう聞こうか考えるだけでワクワクしてくる。  部屋に入るとドアがまだ閉まり切る前に肩に掛けていたリュックを落として背伸びをしながら雅美さんの首に絡みついた。  ドアに背をつけて屈みながら雅美さんも今日はすぐに口も開けてくれる。  お互いに舌を伸ばして、絡め合って……垂れてくる唾液が僕の顎を伝っていった。  雅美さんのベルトに手を伸ばして外しながらその大きく張り上がったモノをスラックス越しに撫でる。  下着ごと少し下げると、既にかなりの先走りが滲むどころかトロトロと零れていた。  少し扱いてその硬さと既に限界らしく張り詰めている竿が愛おしくてしゃがみ込んで一気に咥え込む。 「待っ!!うぁっ……っっ!!」  根本を扱いてパクッと口に入れただけ。  それなのに暴発したやけに濃くて粘度の高い液体を口の中で受け止めて飲み込んだ。  濃すぎて、量も凄くていくらか零れたソレを指で拭うと、雅美さんは自分の口元を腕で押さえながら真っ赤な顔でこっちを見下ろしている。 「いつから溜めてたの?」  そのままチュッと先端にキスをして見上げると、雅美さんはまた硬く芯を持たせながらゴクッと唾を飲み込んだ。

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