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第27話(8)
「……やっぱキツ、い……ね……」
動きを止めて雅美さんの様子を窺うと、雅美さんはギュッと僕に抱きついてくる。
「止め、んな……」
「でも、さすがに痛いでしょ?」
顔が見えなくて何とか体を起こそうとするのに雅美さんは僕の頭をしっかり抱え込んでいた。
「いいから……っ」
「よくな……」
「も……早く、来い」
僕の言葉を遮って雅美さんは自ら足を僕に絡めてくる。
「お前で……埋めろ」
熱のこもったその声にカッと一瞬で身体が熱くなった。
プチンと何かが弾けたように理性もほとんど消えてしまって歯止めが効かない。
ギリギリの思考でローションを直接その結合部に垂らすと少し引き抜いて馴染ませてからグッと腰を進めた。
仰け反ってほとんど声にならない掠れたような息を止めて僕の背中に爪を立てる雅美さん。
その痛みで理性を取り戻した僕はギュッと力の入った内部が馴染んで息が整うまでゆっくり髪を撫でて首筋や耳にそっと唇を這わせた。
息が落ち着いてくると、閉じていた狭い肉壁も少しずつ僕のモノをやわやわと締め付けて刺激を求め始める。
「そろそろ大丈夫?」
「っ、聞くなっ」
微笑むと、雅美さんは僕から手を離してバチンと顔面を叩きつけてきた。
「ふふっ、じゃあ、痛かったのは忘れさせてあげるね」
雅美さんの両膝を抱えてゆるゆると腰を動かすと雅美さんは顔を背けて眉を寄せながらキュッと目を閉じる。
「んっ、あ……んぅ……」
すぐに漏れ始めた喘ぎを聞きながら僕は痛みで萎んだ竿にも指を這わせた。
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