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第27話(9)
「はっ……あ、あぁっ!!」
眉を寄せる雅美さんが薄っすら目を開けてこっちを向く。
その目を見つめ返すと、雅美さんは勢いよく顔を背けて腕で顔を覆った。
「ちょ……声まで我慢しないでよ」
腕をズラしてグッと噛み締めている口に僕の指を入れる。
口を開かされてくぐもった声を出しながら唾液を垂らす姿はたまらない。
さすがに指では届かなくて閉じていた奥も開いてきて僕の全てを受け入れた雅美さんは目尻に涙を浮かべながら口の中にある僕の指に吸い付いてきた。
上からも下からも水音を立てながら僕を求める姿に僕も長くは耐えられそうにない。
1年ちょっと振りに見た強情な雅美さんのとろけた姿。
しかも、やはり寂しさはあったのかしがみついて自らも絡めて求めてくる姿は愛おしくて仕方がない。
「ずっと……会いたかった」
パチュンと音をたてて中を抉ると雅美さんは声をあげて僕の腕を必死に掴む。
「あ、んぁ……あ……あぁ"ーーっっ!!」
止まらなくなった雅美さんの喘ぎを聞きながら腰を打ち付けて、僕はその反り返って真っ赤になった竿を上下に扱いた。
蜜を零しぐちゅぐちゅと音を立てていた竿が張り詰めて雅美さんの限界を伝えてくる。
「いいよ。僕もイくから……好きなだけ、イって」
「くっ……あ、ア"ぁーーー〜〜〜っっ!!」
先端を刺激しつつ締め付ける内壁を突き上げるとビクビクと痙攣して雅美さんは一気に白濁を飛ばした。
その腰を抱えて僕は更に数回奥を深く抉る。
長く続く射精が収まる前に僕も深いところで熱を弾けさせて、僕らはキツく抱き合ったまま乱れた熱い息を吐き出し続けた。
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