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第37話 ※快楽でしかない

何を言われたのかわからず、兄貴をボッーと見つめてたら、俺の上から離れてどこかへ行ったかと思えば、手に何かを持ってもどってきた。 その何かを手の平に出すと、うつ伏せになって、と言われたから俺は言われるがままうつ伏せになる。 兄貴が俺の腰を掴み持ち上げる。 こんな体勢、めちゃくちゃ恥ずかしすぎるんだけど!! え?何されんの!? 「晃、力抜いて。晃の嫌がることはしないから。」 肩をポンポンと軽くあやすように叩くと、尻の中にヌルっとした感覚がする。 それが兄貴の指だってことに気づくのに時間はかからなかった。 顔を枕に押し付け、与えられる感覚に呼吸を合わせる。 腹の中を指で犯される感覚で違和感しかなくて、少し痛みとかもあったけど、背中にキスされたり胸の突起に触れたりされるうちに違和感や痛みは感じなくなっていた。 「3本入れるよ。」 後ろから聴こえる兄貴の声にこんな場所で男の指が3本も入るのかと訳わからない感心したりする。 3本の指が中をぐりぐりと探るように動く。 「・・・・・・ッん!!?!」 突然今まで感じたことない感覚に襲われた。 「晃のいいところ、見つけた。」 「あッ、はッ、んんんッぅ、それ、や、やめッ・・・・・・んぅっっ・・・・・・あッ、んっ・・・・・・!!」 「はぁ・・・・・・晃、痛みある?」 少しだけ息の上がった兄貴の声が聴こえて、俺は首を横に振った。 痛みなんて最初は少し感じたけどそれよりも今は快楽でしかない。

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