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第39話 二度目の恋

ーーー透sideーーー 無理じゃない。 そう言われた瞬間、あまりにも可愛くて理性飛びそうになったけど、何とか耐えた。 初めてのことだらけだし、まさか男に抱かれるなんて思ったこともなかっただろうから、怖がらせないように優しく丁寧に抱きたい。 今朝まで嫌がって抵抗してたキスは受け入れてくれる。 最初は強引に舌絡ませてたけど今では自ら深く絡んでくる。 きっと今までの彼女たちはキスだけでも満足したんだろうなと思うほど晃のキスは心地良くて、それに嫉妬してしまう。 優しいのに時々男を感じる。 俺がネコ側、もしくは女だったらこんなキスされたらもっとって強請ってかも。 そんな見たことも会ったこともない過去の女に嫉妬しながらさっき慣らしたばかりのところへもう一度指を入れる。 一度覚えた晃の良いところを指で触れると、気持ち良いのか腰が揺れてる。 可愛いなーーー・・・・・・。 耳まで真っ赤になりながら漏れる喘ぎ声も何もかもが可愛くて無自覚で煽るのやめてほしい。 「顔見せて。」 両腕で隠す顔を見たくて、どんな風に感じてるのか見たいから腕を解く。 涙を滲ませた瞳をぎゅっと閉じていたけれど解かれた腕にびっくりしたのか瞳がそっと開く。 ボッーとしたような瞳からは涙が流れる。 ふと今まで抱いてるときにこんな涙流されなことってなかったなと思い出した。 泣かれるのって嫌いだけど、こんな時ですらその涙がキレイに感じるのっておかしいかもしれない。 好きだーーー・・・・・・。 脳裏に浮かんだ言葉に薄々感じてたけどやっぱり俺は晃が好きなんだと感じた。 恋愛は面倒で束縛されたくないし、優先的に考えなきゃいけないし、何年も前に一度だけちゃんとした恋人いたけどソイツがすごく面倒なやつでそれからは後腐れない欲求解消できる相手だけにしていた。 二回目の恋愛が弟ってマジかーーー・・・・・・。 意識するとなおさらさっきよりも優しくしたくなって、だいぶ解れた晃の中へゆっくりと少しずつ自身のを挿れる。 半分くらい入ったところで晃がキツそうに顔を歪める。 「・・・・・・キツい?」 「・・・・・・わっ、かん、ね。」 そう言いながらもかなり息が上がっていて苦しそうにする。 まあ初めてだし、最初から全部を受け入れてもらえるなんて思ってないけど。 あまりにもツラそうだし、ここでやめようかなとも思ったんだけど。 「・・・・・・キス、して。」 閉じていた目がゆっくりと開いてじっと見つめながら言う。 そんな風に言われたら我慢できなくなりそうなんだけど。 何とかギリギリ理性保って、深く唇を重ねる。 口内を強引に犯していく。 漏れる声に俺がかなり限界で晃には悪いけどグッと自身を押し込んだ。 「ごめん、痛いだろうけどすぐ良くなるから我慢して。」 なるべくゆっくりと動くとそれに合わせてうめき声みたいな声が聴こえる。 心の中で何度もごめんと謝りながらキスを繰り返し、動きを速めていく。 その内、うめき声は快楽に変わり、中で締め付けられる感覚。 男にしては少し高めの掠れた声が「兄貴、兄貴」と呼ぶ。 「・・・・・・だからッ煽んなってば。」 可愛すぎてどうしようもなくて俺自身が全然止められなくて、限界近くなってからはかなり強引に奥を突いていた。

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