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第41話
「何それ。可愛すぎる。」
今度は兄貴から唇を重ねる。
何度も何度も重ねていくーーー・・・・・・。
互いの熱い吐息ごと口付けていく。
唾液混じりに舌を絡めると、湿った音が聴こえてきて、それがエロいと感じてしまったら俺のがまた反応する。
それに気づいた兄貴が着ていた浴衣の前を開き、直で扱いていく。
「・・・・・・晃も俺の触って。」
空いてる方の手で俺の手を掴み、自身のモノへ誘導する。
硬くて今にもはち切れそうなソレを扱く度に喘ぎ声が漏れる。
吐息混じりに耳元で俺のを扱きながら、短く漏れる低めの掠れた声にドキドキして限界を迎えそうになる。
「はっ、ん、イクッッ」
「んっ、俺も。」
俺たちは同時に相手の手に熱を放った。
俺の上で大きく息を切らした兄貴が動かない。
トントンと背中を軽く叩くと、少しだけ上半身を上げて俺を見下ろす。
「俺たちって兄弟だからなのかセックスしてこんな気持ち良いの初めてなんだけど。相性が良いのかな。俺、お前なら毎晩何時間でも抱けそう。普段は1回で十分なのに。」
「そ、そ、そんなん、知らねーよッ。」
俺も兄貴になら毎晩でも抱かれたいとか、すでに後ろが疼いて仕方ないとか思ってるけど、何となく言えない。
ティッシュで手を拭き、寝転んだままの俺の浴衣を丁寧に整えてくれる。
上半身を起こすと兄貴が心配そうに見ている。
「何?」
「いや、腰は大丈夫?痛くない?」
「あー、うん。痛いというかダルさはあるけど、平気。」
それなら良かった、と手を引き隣の和室へと向かう。
その行動にはてなマークを浮かべながら振りほどくほど嫌じゃないからまあいっかとされるがまま。
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