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第九章・6

「ん、んんぁ。あぁ、哲哉さま。僕、僕、もう……ッ」 「欲しくなってきたかな? 中に挿れても、いいか?」 「お、お願い、しま……、あぁあ!」  哲哉の指が、玲衣の体内で蠢いている。  いい所に当たれば、玲衣は精を漏らしていた。  愛液で、濡れていた。 「挿れるぞ」 「は、はい。……あ、あぁ。はぁ、はっ。んぅあ!」  逞しい体に見合ったサイズの、逞しい哲哉のペニスを受け入れる時は、圧迫感がある。  痛いことはないが、少し苦しい。  そんな玲衣の体をいたわって、哲哉はいつもそっとゆっくり挿れた。  時間をかけて、じっくり挿入った。 「大丈夫か?」 「うぅ、う……。はい……」  うっとりとした、艶のある返事。  その声に、哲哉は安心した。 「では、動くぞ」 「あ! あぁ、あ……。んあぁ!」  哲哉の抽挿が、始まった。

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