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第30話

 3ー6 発情ですか?  異界の魔女の森は、宝の宝庫だ。  僕は、食べられるキノコやら木の実、薬草を採集すると収納袋へと入れていった。  昼頃には、例のダンジョンの辺りまできていた。  僕は、ダンジョンの入り口辺りで早めの昼食をとった。  といってもただの蒸かしたクイモだけどな。  僕は、クイモを食べると水筒から水を飲んだ。  ソーにも水をわけてやるが、もともとが剣であるせいか、あまり必要はないようだった。  そうそうに昼食を終えると、僕は、再び採集を始めた。  気づいたら今まできたことがないような森の奥まで入り込んでいた。  しばらくすると辺りには濃い霧が出てきて、僕は、自分が道に迷ったことに気づいた。  僕は、大きな気の洞に入って少し休むことにした。  服が霧に濡れてぐっしょりと重くなっている。  僕は、木の洞の中で火を焚いて濡れた服を乾かすことにした。  濡れた服を脱ぐと下着姿になって、僕は、火の側に体を寄せて暖をとった。  ずいぶん子供の頃から僕は、この森に入っていたが、こんなことははじめてだた。  これからどうするべきか。  僕の脳裏にルドの顔が浮かんだ。  きっと今頃、ルドは、僕のことを探していることだろう。   僕は、指先で唇に触れてみた。  ルドは、いつも僕にキスしてくれる。  抱き締めてくれる。  僕のことを大切に愛してくれている。  だけど。  僕のことを抱いてはくれない。  まあ、今は、仕方ないのかもしれないけど。  だって、公爵令嬢への慰謝料問題があるから。  この問題が片付くまでは、きっとルドは、僕のことを抱いたりしないだろう。  僕は、いつしかうとうととしていて、辺りは、暗くなっていた。  きっと、みんな心配してるだろうな。  僕は、心細かった。  特に暗くなって遠くから何か、獣の声が聞こえてくると恐怖に体が震えた。  僕は、火を切らさないように気をつけていたけど、次第に薪がなくなってきた。  獣の声が近づいてくる。  僕は、仕方なくその洞の木の皮をナイフで削って火にくべていった。  しばらくすると異変は起きた。  なんだか、体が疼いてくるのを感じた。  なんで?  僕は、頬が熱くなるのを感じていた。  僕の体の中心が熱く疼いてくる。  僕は、呼吸を喘がせた。  熱い。  視線を下腹部に落とすと、僕のそこは、緩く頭をもたげてきていた。  

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