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第32話
3ー8 喰われる!
ルドの手が僕のズボンを下ろすと下履きへと伸びてくる。
「あっ!そこ、は」
僕は、そこを両手で隠そうとしたけど、ルドにまとめて掴まれ頭上に止められた。
ルドは、僕の下履きをずらすと中から僕のものをさらけ出す。
「こんなに赤くなって」
ルドは、そう言うと僕のものを冷たい手のひらで大事そうに包み込んだ。
「あっ・・んんっ!」
「まだ、足りないんだな?」
ルドは、僕の体を押さえつけたまま下腹部に顔を近づけると僕の赤く腫れ上がった部分にふぅっと息を吹き掛けた。
「ふぁっ!」
僕のものがびくんと跳ねる。
ルドは、舌を伸ばすと鈴口を舐めた。
「あぁっ!」
僕は、背をそらしてルドから逃れようとしたけど、ルドは、獲物を捕らえた獣のように僕を離さない。
「痛むか?ルーシェ」
ルドは、優しく僕のそこを口に含んで舌でそっと舐めあげる。
暖かくて、少し、ひりつくような痛みが走った。
「ひぁっ!」
僕は、ルドの頭を押さえて体をよじった。
目尻から涙が溢れてくる。
ルドは、口の中で唾液を絡めるようにしてなぶってくる。
僕は、電流が流れるようにびくん、と体を跳ねさせた。
「でる!出ちゃうっ!」
僕は、ルドのことを押し退けようとしたけど、ルドは離れず僕のものを吸い続けた。
「あっ、あぁっ!」
僕は、そのままルドの口の中で果ててしまった。
ルドは、僕の吐いたものをごくん、と音をたてて飲み干した。
狭い木の洞の中で僕らは、胎児のように抱き合った。
ルドは、僕の乱れた服を手早く脱がせると僕の体をじっくりと眺めてぺろり、と舌なめずりする。
「おいしそうな体だ」
ルドが僕の体に覆い被さり首もとへと甘く牙をたてる。
僕は、ぎゅっと固く目を閉じた。
喰われる!
ルドは、まさしく肉食獣だった。
そして、僕は、ルドにむさぼり尽くされる哀れな獲物だ。
ルドに体のいたるところを食まれ、ぢゅうっと吸われて、僕は、だんだんと意識が白濁していくのを感じていた。
僕は、ルドを離すまいとその背に両手を伸ばして必死にしがみつく。
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