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第44話

 4ー8 火の番ですか?  夜中に僕は、ルドに起こされた。  「・・ん・・」  僕は、目を擦りながらルドにいわれるままに起きると火のそばへといった。  僕たちは、交代で火の番をすることにしていた。  僕は、火の側に座ると近くに置かれていた小枝を1本火の中へと投げ込んだ。  パチパチと火のはぜる音がして炎が燃え上がった。  僕は、火のそばへと腰をおろした。  すると、ルドが僕を後ろから抱くようにして座った。  「えっ?」  僕は、ルドに訊ねる。  「なんで?ルドは、もう休んでい」  「ルーシェ」  ルドは、僕の言葉を最後まできくことなく僕の口へと指を差し入れて舌をつまんだ。  「んぅっ!」  「静かに」  ルドが僕を背後から抱き締める。  「あまり声をあげればみんなを起こしてしまう」  「んんっ!」  ルドは、僕の口の中に指を入れたまま僕の服の下へと手を差し込んで胸の辺りをまさぐってきた。  ルドに胸の突起に触れられて僕は、びくっと体を固くした。  「ふぁっ!」  ルドは、僕のそこを指でつまむときゅっと捻りあげる。  甘い痛みに僕は、思わず喉の奥で悲鳴をあげそうになるのを堪える。  「んぐっ!」  「しぃっ!静かにして、ルーシェ」  ルドは、冷たい声で僕に告げた。  「これは、お仕置きだよ。私以外の男と仲良くしただろう?」  はい?  僕は、涙目になりながら記憶を巡らせる。  確かに、ルド以外の男と話したけど、そんなのいつもやってることだろ?  なんで、今回だけこんなっ!  ルドは、僕の胸の頂を指で弄んだ。  だんだんとそこがじんじんとして火照ってくる。  「ふんぅっ!」  僕の体の奥までも熱くなってくる。  僕の前が固く芯をもってくるのが感じられた。  ルドは、黙ったまま僕のズボンの前をくつろげると下履きの中へと手を入れて僕の立ち上がりかけているものを冷たい手で包み込んだ。  「はっ・・」  僕は、ルドの指に口中を犯されながら涙目でルドを横目に見上げた。  「うっ・・うぉっ・・」  「ああ。そんな目で見つめられるともっと苛めたくなるな」  ルドは、手の中に包んだ僕のものの鈴口に爪をたてるとくちゅくちゅっと音をたてていじり始める。  「ふぁっ!あぁっ!」  僕の体が熱をもち始める。  僕は、両手で前を掴んだルドの手を拒もうとしたけど力が入らない。

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