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第49話

 5ー1 お願いします。  「えぇっ?」  ルルイエは、僕に言い放った。  「死にたいなら別にかまわない」  「い、いやっ!」  僕は、慌ててフードをまくりあげて下半身をさらした。  「あの、お願いします」  床の上によつんばいになった僕の尻のあわいにルルイエが指で軟膏を塗っていく。  「・・っ!」  ぞくぞくするような感覚に僕は、唇を噛んで堪えていた。  「ここにも塗っとかないと」  ルルイエが指で僕の後孔の中にも軟膏を塗っていった。  「ひぁっ!」  僕は、びくんと体をそらした。  「そ、そこはっ!」  「我慢して、ルーシェ」  ルルイエが指先で僕の中に軟膏を塗り込めていく。  ぐりん、と中で指を回されて僕は、堪えきれずに声を漏らした。  「あっ!ふぁっ!」  僕は、ふるふると全身を震わせて堪える。  「これぐらいでいいかな?」  ルルイエは、指をちゅぽん、と抜く。  僕は、熱い吐息を漏らした。  ルルイエは、さらに僕の内腿にも薬を塗っていく。  「んっ!」  僕は、思わずルルイエの手を太股で締め付けてしまう。  「ルーシェ、力を抜いて」  「あっ・・で、でもぉっ・・」  僕は、全身が熱くなり体の奥がじんじんと甘く疼いてくるのを感じていた。  「も、あとは自分で、できるからっ!」  僕がそう訴えるとルルイエは、僕の体から手を離して軟膏の入った小瓶を僕に渡した。  僕は、軟膏を指ですくいとると膝立ちになり最後に残された部分へと軟膏を塗り始める。  「んっ・・」  手のひらに軟膏を馴染ませるとそこを手で擦るようにして塗っていく。  僕が塗っているのを確認するようにルルイエが真剣な眼差しで見つめている。  「ちゃんと裏にも塗って、ルーシェ」  「ああっ・・」  僕は、ルルイエに言われて自分のものを持ち上げると裏にも塗り込めていく。  ルルイエは、僕に次々と指示を出してくる。  「そこの先端にもしっかりと塗って」  はい?  「先端って・・」  「穴のある場所には、特にきちんと塗っておかないと危険だ」  ルルイエは、僕の前に膝をつくと僕の持っているものの先端をそっと摘まんでそこに軟膏を塗り込んでいく。  「あぅっ!」  僕は、身を捩ると 涙目になってルルイエを見つめた。僕は、ルルイエを押し退けようとしたけど、ルルイエは、やめようとはしない。  ルルイエに指先でそこをくじられて僕は、思わず声をあげた。  「あっ!ああっ!」  じんじんとした痛みが甘いうずきへと変化してきて気がつくと僕のものは固く芯を持ち始めている。  

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