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第51話
5ー3 堪えられない!
僕は、とりあえず少しでもルルイエから離れた場所に移動することにした。
だって、このままじゃ、堪えられない!
だけど、ルルイエが僕のあとをついてくる。
なんで?
「ルーシェ、一人になるのは危険だ。ここは、ミミックの中なんだぞ!」
仕方なく、僕は、ルルイエの隣に腰をおろした。
座っているとよけいに体がつらかった 。
うぅっ!
僕は、触れたくって堪えきれなかった。
だけど。
僕は、低く呻いて体を揺らす。
もう、我慢できないかも!
僕は、もう意識が白濁してきて楽になりたいということしか考えられなくなっていた。
そっと、ルルイエに気づかれないように静かに手を前へと伸ばした。
「はっ・・んぅっ・・」
必死に声をころして前を擦る。
先走りに濡れたものは、ぴちゃぴちゃという淫音をたてる。
僕は、呼吸を乱して自ら求め始めると、すぐに達してしまう。
けど。
僕のそこはすぐにまた熱く昂ってしまう。
それだけじゃない。
ルドに後ろの快感を覚えさせられてしまった僕は、前だけじゃ、物足りなくなっていた。
ここに。
後ろに入れて欲しい。
ぐちゃぐちゃに掻き乱して欲しい。
僕は、おずおずと後ろへ手を伸ばす。
熱を持ってひくついているそこにそっと触れてみる。
そこは、じんわりと濡れていた。
僕は、ゆっくりと指をいれていく。
でも。
指じゃ、足りなくって。
僕は、涙を浮かべながら前と後ろを同時に触れていた。
「んっ・・ぐすっ・・足りない。ルルイエ・・足りないよぉ・・」
「仕方ないな」
ルルイエは、収納袋から何かを取り出すと僕のことをどん、と後ろに突き飛ばした。
「んぐっ!」
横たえてルルイエを見上げている僕の両足を割り開かせるとルルイエは、僕の後孔へと何か長細い石のようなものを押し当てた。
「いいか?ルーシェ」
ルルイエは、僕の後孔へとその石のようなものを押し込んだ。
「ふっ!・・あぁっ!」
それは、石のように見えたけど妙に柔らかくって僕の体内へと容易に入り込んできた。
ルルイエは、それを僕の中に入れると囁いた。
「すぐによくなる」
「んぅっ!」
その何かは、僕の中で熱を持ち動き始めた。
「あ、あぁっ!」
僕は、ずんずんと奥を攻め立ててくるそれに矯声をあげていた。
それは、どんどんと僕の奥へ潜り込んできて絶対に入ってきちゃいけない場所へ到達した。
「あぁっ!い、いたいっ!いいっ!」
僕は、その快楽のまれて意識が薄らいでいくのを感じていた。
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