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第5話「―はいいけど、キスはなぁ…」5
「―はいいけど、キスはなぁ…」5
「あ……謝花 くん………そんなに吸われたら、……」
百合平 さんはぴくぴく震えて、乳首 でイく気なんだ。ちょっと助かるのは、オレは今日おちんちん勃たないから、百合平さんのことお手々でしかイかせられない。オレのおちんちんを知ってる百合平さんのお尻の穴は、オレの手じゃ多分、足らないんだよね。でも、百合平さんのおちんちんシコシコしてイかせるのも、お尻の穴でイくの知ってる百合平さんには多分、そういうことで。「美味しいもの足す美味しいものはめちゃくちゃ美味しい」理論みたいに、気持ちいいところ足す気持ちいいところはめちゃくちゃ気持ちいい、みたいな感じで、オレは百合平さんのぷりっぷりのこりこりちくびちゃんをちゅっちゅしながら、硬くなってる百合平さんのでっかいおちんちんをシコシコした。
「じゃはなくん……っ」
百合平さんはぴくんってした。オレの頭をおっぱいに押し付けて、それから髪を撫でてくれた。ちょっと苦しいから軽く歯を立てると、オレの手でシコシコしてる百合平さんのおちんちんがむくって膨らんで面白かった。エロ漫画は、デッカいおちんちんが女の人のアソコ挿すし、女の人のアソコにデッカいおちんちんが入って広がってるところとか、「おっきい……」ってセリフ言ってるのやっぱり興奮するから、デッカいおちんちんの人は絶対挿れる側だと思ってた。百合平さんはオレよりデッカいおちんちんなのに、オレのおちんちん挿れて欲しがってて、女の子に小さなおちんちんが生えてるのに別のおちんちん突っ込まれる漫画たまに読むし、女の子の小さなおちんちん揺れてるのかわいいなって思うけど、実際に百合平さんとぱこぱこするときにぶるんぶるん揺れるデッカいおちんちんも興奮した。デッカいおちんちんとぶら下がってるデッカい袋が重くて身体が揺れてそう。オレの体当たりのせいじゃなくて。おちんちん揺らすの気持ちいいもんね。
オレは百合平さんのデッカいおちんちんシコシコしてたけど、急にぶら下がってるデッカい袋が気になった。
「百合平さんの、きんたま……」
百合平さんのおちくちゃんちゅぱちゅぱしてたのをやめて、オレは上目遣いした。百合平さんの目がさっきよりもずっととろ~んってして、百合平さんの玉袋がきゅん!って動く。オレのこと、かわいいんだ。
「恥ずかしいよ……」
「恥ずかしくない」
オレは百合平さんのこりこりぷりぷりのおちくちゃんをちゅぱちゅぱする。
「あ………ぅん」
百合平さんのぷりんぷりんなデッカいキンタマとこりこりのぷりっぷりびーちくをちゅぱちゅぱさわさわした。
「謝花くん………あぁ………っ、そんな、………」
「百合平さん、てゃまてゃまでイける?」
流石におちくびのアシストはいると思うけど。
「な、んで………」
百合平さんの目、多分これがエロ漫画ならハート描いてある。涎がとろとろ溢れてて、えっちだ。
「もっとヘンタイさんになって」
オレはちゅぱ、って百合平さんのおちくちゃんがオレのベロで起き上がり小法師 になってるところ見せてあげた。びんって、デッカいおちんちんが揺れると、デッカいぷりんぷりんのキンタマの響いてオレの掌に伝わった。
「かわいい……」
_ とろんとろんの目も、とろとろの口も、もう正気じゃなくて、それでも百合平さんはオレをかわいいって言ってくる。嬉しい。だからちょっと玉袋をきゅっきゅってしてあげた。
「ぁはァっ」
「きもちぃ?」
おちんちんがぶるんっ!ぶるんっ!って揺れてる。百合平さんは控えめなのに、百合平さんのおちんちんは自己主張が強い。たまにオレのこと叩くんだ。ぺちんって。だから百合平さんのおちんちんのコトなんて知~らない!
「さ、さわって……」
「触ってるよ?百合平さんのぱんぱんに張ったデッカいたまたま、触ってるよ?」
オレがケルベロスだったら解決した片方のおちくちゃん舐められない問題も、オレはその分、片手でぷりぷりのこりこりをぎゅうぎゅうした。
「ち、ちが………あっ!おっぱいイく……」
「やら」
百合平さんがおちくびどうされたら一番弱いかなんてよく知ってる。だからちょっと悪戯したくなっちゃった。急に高めて、やめちゃう。
「あ……」
「イきたかった?」
ちゅぱちゅぱしてると、もしかしたら百合平さんからミルク出ないかな?って思うことあるけど、それって病気だったりするから、結局は妄想の世界。オナヌーの世界だよ。百合平さんのミルク搾り出して、百合平さんはびーちくイきするのに、オレは真面目ぶって百合平さんを説教すると、百合平さんはそれにまたコーフンして、オレが激おこになってお説教ファックするの。乳搾りもうしてないのにお尻アクメしちゃって、またぴゅ~ってミルク噴き出しちゃう的な。最近のオレの定番のズリネタ。おちんちんまた勃ちそうなのに勃たない。心のおちんちんだけ虚しくビンビン。
「謝花くん……さわって、……もっと、上のほう………」
腰が揺れてる百合平さんかわいかった。困らせたくなっちゃうんだよな。困ったときの百合平さんはセクシー。オレのこと可愛すぎる!って目で見てくるのに、声がしてるときみたいな感じだからね……
「ちょっとだけだよ?」
オレは人差し指だけ伸ばして、つつつ……って百合平さんのめっちゃデッカい世界樹みたいなおちんちんを下から上になぞってあげた。びんっ、!びんっ!って百合平さんのデカちんちんはまたオレの手を叩く。百合平さんの巨ちんちんは高飛車だ。ぱくぱくしてる頂上の穴をとんとん叩いてあげると、ねばねば液がとろーって糸引いた。
「あっ、ああ、もっと………もっとして………」
オレは百合平さんのおちくちゃんをいぢめるのやめて、デッカい玉袋のほうに派遣した。それで玉袋の付け根握って、くぱぁくぱぁ息切れしてる百合平さんの高飛車なデカちんちんの穴をとんとんしてあげた。マッピングに腫れてるカメアタマさんもつんつんしてあげる。
「謝花くん……きもちいい……ぁっあっ」
百合平さんのえっちな声にオレは弱い。早く百合平さんがイく声と、百合平さんの高飛車おちんちんがオレに負けたと全面降伏の白旗ねばねばを噴き出し出るところがみたかった。ちょっと卑怯だけど、裏筋をちょりちょりくすぐった。
「謝花くん……それ………いいっ……」
百合平さんのがっしりした腰が揺れる。ぷりんぷりん玉袋もとくとくとく……って振動した。デッカいおちんちんもむくむく大きくなる。カメアタマさんもずんって腫れた。
「イきたい?」
「んっ、ぁ……イきたい……おちんちんでイかせて………」
オレは百合平さんのデカいちんちんを普通にシゴいた。3回目くらいで、びゅってゼリーみたいなのが出てきた。玉袋がぎゅううって縮んでどすどす奥で鳴ってる。
「ああ、あっ!」
びゅっ、びゅくびゅく、びゅる……びゅる……ってリズムで面白かった。百合平さんの匂いがぷーんと漂う。手についたから見せびらかすように舐めた。イッたの落ち着いてからじゃないと反応ないから、ちゃんとタイミングは見計らうこと。
「謝花くん……」
「百合平さんの白いおちっこ美味しいね」
きっつきつのお尻の穴か、デッカいおちんちんでイッたあとに恥ずかしいこと聞かせてあげながらおちくちゃんくりって転がすと、百合平さんは追加でイく。だからそのとおりにくりりってまだ勃起びーちくレバーみたいに倒したら、またイった。
「あああっ!」
オレはまだ百合平さんのおっぱい吸った。デッカいおちんちんが白いねばねばをげろげろ吐き出してびたんびたんしてる。負けを認めて土下座してるけど赦してあげない。
「ああ……何を……っ!」
オレは百合平さんのめっちゃデッカいおちんちんが萎む前に口に入れた。お掃除する。おっきなおちんちんを"分からせて"あげないと。いつも小さいお尻の穴とぱこぱこ遊んでるのに、なんで勝手にお前がイくの?って。
「イッたばっか……だから……謝花く、ぅんんっ!」
百合平さんのめっちゃデッカいおちんちんをぐっぽぐっぽした。百合平さんの赤ちゃんジュースの匂いと味がしたし、まだ中に残ってたから吸い上げた。新鮮な、百合平さんの赤ちゃんジュース。厚顔無恥のデカいおちんちんはまたすぐ大きくなる。
「おちんちんソードある?」
百合平さんは出したばっかなのにまだ足らないみたいで、顔とろんとろんにしながら目もとろんとろんでハートマーク描いてあった。おちんちんソード期待してるんだ。オレのいないときとか、オレが疲れちゃったときに百合平さんはおちんちんソードでアソブ。
「恥ずかしいよ……」
「でもまだ足らないんじゃない?」
百合平さんはおちんちんソード出してくれた。シリコン製で、持ち上げるとぶるんぶるん揺れる。すごく大きくて、エクスカリバーみたいだった。エクスカリバーおちんちんソードが百合平さんのちっちゃくてキツいお尻の穴に入っちゃうんだから驚きだな。
「おちりぺろぺろさして」
「謝花く……ん」
「百合平さんのお尻の穴舐めたい」
オレが可愛こぶると、百合平さんの厚かましいデッカいおちんちんはむくんむくん頷いた。百合平さんが決めることなのに。ほんと、厚かましいおちんちん!
「は、恥ずかしいよ……」
「百合平さんのきつきつおまんこにベロきゅっきゅされたい」
百合平さんの目の中にまたハートマークがぎゅーんって出てきた。もうオレのところにまで飛んできてる。
「謝花くん……恥ずかしいこと、言わないで……」
「百合平さんがいいって言うまで、オレ、百合平さんの腋舐めてるね」
百合平さんの筋肉質な太い腕を上げると、百合平さんの柔らかい匂いと洗剤と入浴剤とボディソープと、あと、ほんわか汗の匂いと腋の匂いがした。この匂い本当に好き。舐めるのはほぼ脇乳。オレは腋の下に頭突っ込んで鼻も突っ込んでくんかくんか嗅いだ。百合平さんの腋の匂い。オレのおちんちんは勃たないけど、ずくずくする。赤ちゃんジュース作りましょうね、ってキンタマがどくんどくんする。
「謝花くん……汚いから……」
「またシャワー浴びよ?」
頭がぽわわんとするくらい鼻息吸ってないと百合平さんの腋の匂いは消えちゃう。腋開きっぱなしにしてるから。
「そうじゃなくて……」
「百合平さん。お尻舐めたい」
もう百合平さんはオレに堕ちた。目をとろんとろんのきゅんきゅんにさせて、オレにお尻向けて四つ這いになってくれた。ひく、ひく、ってオレのおちんちん気持ち良くしてくれて、オレのおちんちんがいっぱい擦れた縦割れのお尻の穴が動いて。ひく、ひくって可愛くて、その下で厚かましいおちんちんがぶるんって跳ねてる。だから乳搾りしてあげた。乳搾りしながらお尻の穴の皺と皺の間にベロの先っちょ突っ込んだ。
「あ、……んっふ………」
「ひとりでしたぁ?」
「し、して……ない………」
「そうなんだ。いつもぎゅうう!なのに、今日はきゅうきゅうだから、したのかと思った」
多分一人でお楽しみしたんだな。百合平さんは自分の性欲強いのがコンプレックスみたいだから。なんでかな。オレは百合平さんが性欲大魔人でもいいのにな。
「謝花くん………」
「うん?」
「ごめんなさい……本当はしました………」
「どんなコトしたの?」
ひくひくひく、おちんちんとお尻の穴の間っこもぷっくりで、百合平さんコーフンしてる。つんってした。
「ひゃあっ!」
乳搾り中のおちんちんが、でんって膨らむ。お尻まんこがくぱくぱした。
「百合平さん、どんなふうにひとりでしたの?」
「あ………ああ……恥ずかしい……………」
「恥ずかしくないよ。かわいいねぇ。オレ、えっちっちな百合平さん嫌いじゃないもん」
「謝花くん………っ、ボクのこと、絶対……絶対、嫌いにならないかい……?」
お尻の穴舐めたケド、オレは百合平さんの顔にちゅっちして、おちくちゃんくりくり捻った。
「あ、ああんっ」
「そんなスゴいコトしたの?コーフンしちゃう」
あんまりおちくちゃんくりっくりにすると百合平さんはびーちくイきできるから、そっちでイっちゃうね。
「謝花くんに……いっぱいして欲しくて、わざと他の人と浮気しちゃうところ、見せるんだ。そんな人、いないよ、そんな人はいないけど、やきもち焼いた謝花くんに乱暴にされちゃうの、想像しながら………」
「おちんちんソードずぽずぽしたんだ」
百合平さんは顔を真っ赤にしてこくこく頷いた。
「お、おちんちんも……縛って……」
「イけないのにたくさんしこしこしたんだねぇ」
またこくこく頷いて、百合平さんは本当にかわいかった。いや……でもなんか、逆なんだよ。浮気……じゃないケド、カラダは浮気したかも……浮気っていうか、でも、オレたち、付き合って……る?
「じゃあ、イケナイ百合平さんにはいっぱいえっちなお仕置きしなきゃだね」
ぺちぺち硬くて大きくて頑丈なお尻を叩いた。勃ちっぱなしのおちんちんがぶるるんってした。きゅんきゅんのお尻の穴にも、ぺって軽くしっぺしてから、人差し指と中指でぐにぐにほじった。
「あ……!ああ……っ!」
「ここごりごりされたらきもちぃ?」
指入れてお腹側、おちんちんの裏側を押す。本当にごりごりしてるのか、オレとか百合平さんが自分でいじりまくって胼胝 になってるからごりごりしてるのか分からなかった。おきんたまたまの中身がもう一つそこに埋まってる感じ。
「おっ、おっ……!ンお、!」
デッカいおちんちんからとろとろ~って水飴漏れてきてた。水飴は極細で糸みたいになって、おちんちんがぶるるんするたびに撓 む。
「ここ、おちんちんソードでごりごりするね」
オレは指で百合平さんのお尻の穴開いた。百合平さんは背筋を逸らしてぶるるって震えた。お尻の穴開かれて、軽くイったんだ。
「軽イきしちゃったん?百合平さん」
「ご……ごめんなさい……」
「赦ちてあ~げない」
くぱくぱしてるお尻の穴から百合平さんのナカが見えた。早く早くってオレを急かす。ローションの中身を注入すると、おちんちんがぶるんって跳ねて、お尻通り抜けておちんちんからローション垂らしてみたいだった。
「謝花く………謝花くん、………」
もう、オレの名前呼ぶだけでイきそうだった。おちんちんソードにもローションを塗りたくって、挿れるときはおちんちんにも塗り込んだ。亀さんヘッドがくぽくぽしてる百合平さんのお尻の穴に呑まれていく。
「んあ、あ、あ、アアア、!」
「痛い?」
オレの声は聞こえてないみたいだった。多分痛くない。おちんちんソードが入っていく。百合平さんは胸を突き出して、遠吠えするオオカミの絵みたいでかっこよかった。デッカいおちんちんは白いねばねばおちっこをびゅくく~って漏らしてて卑猥 。
「引くよ」
それでおちんちんソードを引けば、百合平さんは全身をがくがくさせてまたイってた。だからまた突っ込む。
「お、お、おおおっ!」
またデッカいおちんちんから白いねばねば赤ちゃん汁漏らしてた。
「いっぱいお漏らししてるね」
「ア!アっ!謝花く、……!んぉ、ごめんなさ、!ごめっ、んあっあっ!」
突くだけでイっちゃうの、すごいなぁ。でもオレも百合平さんのおっぱい吸いたかった。
「おっぱい飲むから自分でしてみせて」
「え……?」
オレは急におちんちんソードを止めた。イきまくりの百合平さんは真っ赤な顔で息を切らしてた。
「謝花く………」
「おっぱい飲む」
オレは四つ這いになってる百合平さんを仰向けに転がした。
「ああ!」
中でおちんちんソードが動いたみたいで、まだびゅっ!ってショットガンみたいに白いねばねばが飛んできた。ショットガン見たことないけど。
百合平さんは全然、自分でおちんちんソード動かそうとしない。オレはおっぱいを吸った。
「あ、あ、おっぱい……」
「おっぱいでイく?」
お尻でイったんだし、オレはおちんちんソードを勝手に抜いた。百合平さんは腰を上げてびくびくする。
「あひっ、あああっ」
オレは代わりにローターを突っ込んで、おっぱい吸った。
「謝花く………謝花くん………謝花くん!」
起き上がり小法師の百合平さんのびーちくを転がす。ぷりぷりだ。オレのベロ痛くなっちゃうかもだけど楽しかった。
「イく……おっぱいイく………っ、謝花くんっ!またイく……」
そのあとも百合平さんはイきまくって、百合平さんは気絶した。百合平さんとのえっちは百合平さんの気絶かオレの弾切れで終わる。
◇
今日は鴉岬 と会う日で、ベッドから飛び起きたときから気が重かった。どんな顔して会えばいいんだ?
でも、時間というのは無情なもんだね。オレは「いつもどおり」を装って出社したってワケ。あれは浮気なの?浮気させられたの?っていうか百合平さんとの関係に浮気どうこうってあるの?
よりにもよって、オレはこの日、まさかの鴉岬とエレベーターで一緒になっちゃった。引き寄せ?心の中でも噂をすれば影?それとも今まで鴉岬とは何度かエレベーターで一緒になってたの、忘れてただけ?5分くらい前までは記憶にあったのに?世界5分前仮説?
「おはよう、島莱 」
「おはぽぺ……」
ふざけた挨拶に、今日は嫌な顔もしない。もしかして記憶ある?でもオレは、何もなかったフリをする。
「島莱」
マジで本当にタイミング悪くて、鴉岬はエレベーターが止まったときにオレのこと呼ぶし、入っときたのは高学歴イケメン音鳥 。みなさんお揃いで、とかなんとか調子のいいこと言ってるけど、揃ってねぇワ。鴉岬はオレのこと呼んでおいて結局何にも言わないし。
「今日も相変わらず可愛いんね、鴉岬ちゃん」
「は?」
音鳥のいつもの軽口に、なんでかオレが突っかかって、鴉岬もちょっとびっくりしてたけどオレも驚き。
「なんだ、島莱。いたんだ」
「おい」
音鳥はチョコレートみたいな髪色にチョコレートみたいなスーツ着てて、頭小さくて背が高くて手足長いからちょっと奇抜な服装でもよく似合ってて王子様みたいだけど、キザ。鴉岬のビール飲み会で飲んでくれるらしい。王子様じゃん。なんか鴉岬の元カレっぽ……っていうかやっぱりあれ夢じゃなくて現実だったのか。そら現実だわな。やっぱり鴉岬と浮気セックスしちゃったんだ……
「冗談、冗談。おはよう、島莱。今日もおポメさんみたいでかわいいな」
「音鳥何してたん?」
「女性社員を口説いてた」
オレたちに関係ないフロアから来たからどうしたものかと思ってたら、そんな理由。
オレたちの降りるフロアについて、音鳥は先に行った。鴉岬はなんだか、オレを待っているみたいだった。
「似てないか?」
「え?」
「会っただろう、俺の元交際相手と」
どっきゅーんって感じだった。本当に。マジで心臓飛ぶかと思った。
「あ、鴉岬……覚えて、んの………?」
「途中までは、な」
「あややややややや」
「鳳翅 が迷惑をかけたな。すまなかった」
オレはぶんぶん首振った。
「鳳翅じゃないな。迷惑をかけたのは」
「あわわわわ」
「最後まで、したのか……俺は」
「い、いいい……う、うん……」
鴉岬も覚えてたし、鴉岬からその話振ってくるとは思わなかったし、やっばいな。変な汗かいてる。身体暑くてめっちゃ寒い。
「感覚があったものだから……身体に………世話をかけたな。すまなかった。本当に」
「いや……別に…………」
なんだか鴉岬が怖い。このまま消えちゃいそう。
「島莱には……そういう人、いるのか」
「い……る、かも」
百合平さんとオレってどういうカンケーなんかな。えっちなことしたから付き合ってるのかな。じゃあ鴉岬とも付き合ってんの?そら突き合いはしたけど……オレは突かれてないけどさ。いや、尻で突かれたぞ。いやいや……それはそれとしても、鴉岬とオレは付き合ってないし、それなら百合平さんとも付き合ってないよな。先着順だよ。それか更新順。それならいずれにしても付き合ってるのは百合平さん。
「なんだ、いるかもって。幽霊なわけはあるまい」
「頭にチラッと浮かびはしたけど、付き合ってるかは分かんない」
「不潔だ」
「……やっぱそうかぁ」
鴉岬は意外そうだったけど、それはオレも分かってるよ。百合平さん、オレの姉貴の元カレだもんな。
「俺は謝りに行ったほうがいいのか」
「え!そういうのって黙ってお墓まで持っていくもんでしょ」
「そうか……」
鴉岬は困っちゃって頭抱えた。律儀なのかな?秘密にしておけないタイプ?
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