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第8話
相変わらず気まぐれに行動するから、本当に猫っぽい。
小焼がおれに乗って自分で腰揺らしてる姿は、言葉で表せないくらいにエロエロだ。何回もキスをねだってくるから可愛い。たぶん、声が出るの嫌だから口を塞いでしまおうって魂胆だと思うけど、酸欠でふわふわしてて、更にすげぇことになってんの、自覚あんのかな。
「にゃ、つき、にゃ……、ちゅ、あっ」
「あいあい。どうした?」
小焼がおれを呼ぶ時は何かしてほしい時だと思う。だんだん足に力が入らなくなっちまってるようで、さっきより動きが遅くなっている。さっきまでおれが尻で抱かれてるような感じだった。筋肉で圧し潰されちまう。おっぱいで圧死しそうなくらいには、苦しい。でも、その重みが気持ち良い。ちんこも締め付けられてすぐにイカないようにするだけで精一杯だ。
「もっと、ほしぃ」
「ん。わかった」
つまり、体位を変えろってことだ。
おれの返事を聞いて小焼はすぐに横に転がった。ちょっとゴムまで持っていかれそうになって、危なかった。小焼の中にゴムだけ残したら恥ずかしいことになっちまう。
寝転んだ小焼の後ろからお邪魔する。
「急に入れるなぁ!」
「わりぃわりぃ。言ったほうが良かったか」
前は宣言して怒ってたと思うけど、やっぱり宣言したほうが良かったのか。それとも気分によるのか。わかんねぇけど、ゆっくり腰を動かす。
コリコリした感触を目掛けてなるべくゆるく擦る。怪我させたくないし、激しくピストンしたところで、おれだけが気持ち良くなりそうだし、なにより、長い時間繋がってたい。
「あっ、やら、あ……! にゃ、つき、そ、れ……、や、あ……!」
枕に噛みついて声を我慢してっけど、おれが動く度に泣き声に似た甘い声が聞こえてくる。いつもより高い声になって、甘ったるくなってるのが最高に可愛い。やばいくらいに可愛い。背筋もすっげぇ逞しいのに、どうしても可愛く見える。眼科の友達に言ったら「検査する必要は無い」って言われたから、正常な見え方なんだ。小焼はすっごく可愛い。ムキムキマッチョで可愛い!
「アッ! あ、や、らぁ。そこ、な、にィ……?」
「ここは前立腺。前も説明してっけど、もっかい聞いとくか?」
「にゃ、あッ! ……、あ、アアッ! イッ、あ」
説明を聞いてる余裕は無さそうだ。正気の時に説明しても「は?」って言われるのは予想できんだけど、知りたいから聞いてんだよな? それとも、気持ち良くてわかんなくなってるから聞いてきてるだけか? ってか、おれも何考えてんだ。
もっと繋がってたい。もっと奥まで、もっともっと。小焼はコールラウシュ襞より奥が好きだから。結腸が好きだから。もっと奥まで。
「小焼っ、もっと奥、入れっから……」
「ひっ、アッ! あああ!」
小焼の腰を掴んで、更に奥にお邪魔する。シーツに白濁が散った。急な締め付けに対応できずに、おれもイッた。
一度引き抜く、まだしたい。まだ足りない。小焼ともっと繋がってたいから、もっともっと。
ローションが垂れて太腿を流れているのがすっごいエロい。体の熱が更に上がった。もっとしたい。まだ、1回目だもんな! あと2回は許してくれるよな!
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