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馬鹿でよかった*

リュートさんのパンツをずらして、椅子に座らせた。 「こうた…ベッドに…」 「ここでシたら、仕事中でも俺とのこと、思い出すだろ?」 「ぁ…、だめ…」 「だめって言っても、もうこの椅子、リュートさんのセーエキでビショビショなんだけど」 背中をカウンターに寄りかからせて、太腿を両手で持ち上げる。 欲を吐き出したばっかりのソコがまたすぐに熱を持ち始めた。 尻の穴まで流れたトロトロを間接照明の光が淡く照らし出す。 「ねえ、リュートさん。乳首舐めたいから上、脱いで」 リュートさんは素直にベストを脱ぎ、更にシャツのボタンに手をかけ、一つ一つ外していく。 いつものバーテンの服じゃない、シルクの白いシャツ。 艶やかな生地が捲られ、滑らかな白い肌が姿を見せた。   こんな従順に反応されると心配になる。 誰の言うことでも簡単に聞いちゃうんじゃないのか、この人は。 リュートさんが身動きするたび半勃ちしたモノがプルプル揺れて、なんだか可愛い。 ネコだし、付き合った人はノンケばっか。当然童貞だろう。 綺麗な色で、艷やかで、誰にも触ってもらえなかったトコロ。 ───馬鹿な奴等だ。 こんなに可愛いこの人のココを、自分とおんなじ男のモノだってだけで触れようともしなかったんだから。 だけど、そいつ等が馬鹿だったおかげで、俺だけが愛することが出来た。 そいつ等が、馬鹿でよかったし。 穢れのないソコに唇を寄せて、わざとちゅっ、と音をさせて口づけると、リュートさんは大袈裟に反応してふるふると首を横に振った。 「功太、だめ!汚い!」 「何言ってるんですか。俺のは舐めといて」 「だって、功太のは、太くて硬くて、好き。……美味しかった、し…」 ほんと…何言ってんだよ、この人は……っ!! 「この前も俺、リュートさんのココに散々触ったし、舐めたし、飲んだし」 「だって、この前は夢中で、途中からワケが分からなくなって…」 「じゃあ、今からワケ分からなくなってください」 はむ、と咥え込むと、口の中と外とでリュートさんの身体が跳ねた。 手が懸命に肩を押して離させようとするけど、力が入ってない。 「ぁっ……やぁ…んっ」 口に咥えたまま舌で転がしながら、開いたシャツから手を挿しこみ腹を撫で上げると、身体がビクビクと小刻みに震えた。 「…はぁ……」 気持ちよさそうに甘い息を吐き出す。 見上げると視線が交わり、潤んだ瞳でうっとりと見つめ返された。 「気持ちいいの?」 「…うん……」 コクリと頷く。 根元から先っぽまでをゆっくりひと舐めして、今度は掌で包み込んだ。 膝立ちして、俯いて快感に震えているその唇に、下からちゅっと口づける。 「ん……」 「…かわいい、リュートさん」 桜色に汗ばんだ肌。 朱色に染まる胸に舌を滑らせると、もっと舐めて欲しそうに突起がぷっくり膨らんだ。 下も下でトロトロと溢れさせて濡らしてくるから、滑りやすくなった手で扱いてあげる。 「あっ…はぁ…んっ…」 声がヤバくて、更に熱が上がる。 右手で扱いたり先を擽ったりしながら、左手と舌で乳首に刺激を与える。 唇で吸い上げて舌先で突付きながら、右乳首をクニクニと摘み上げる。 リュートさんの腰がユラユラと動き出す。 その動きがまた、スゲー色っぽくて腰が疼く。 さっきからリュートさんの先っぽから溢れる蜜でイスの上はビショビショに濡れちゃってるけど、俺も人のことは言えない。 俺、ネコの素質もあんのかなぁぐらい垂れちゃっててヤバい。 後で床も掃除しなきゃな…。 「あっ、あッ、こーた、こーたぁっ…イッちゃ…っ」 リュートさんの体が仰け反って震える。 上下させる手の速度を上げた。 喘ぎ声が小刻みに増えていく。 硬くなってる乳首に舌を這わせて、周りをガブリと甘噛みする。 「んゃっ…出る…ッ」 俺の頭をギュッと抱き締めて、リュートさんは俺の手の中に白い液体を吐き出した。 イスから滑り落ちないよう腰を抱き寄せて、背中を擦った。

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