47 / 298
優しくしたいのに*
「───優しくできないよ、俺」
また我を忘れて、がっついてしまう。
傷付けないよう、傷ついて生きてきたこの人を何者からも守れるよう、優しくしたいのに。
「……いいよ。功太の好きにして」
そんなことを言って、恥ずかしそうに笑う。
「僕のことが欲しくて、余裕無いぐらいに、求めてくれたら…嬉しいんだけど」
「…リュートさん……」
「あの…この体勢、結構恥ずかしいので……スるなら早くして欲しい…」
あー…もうっ、なんだよ!なんでこんなに可愛いんだこの人は!!
「もーっ!超好き!」
後ろから脚を抱きしめて、お尻の肉を左右に押し開いた。
俺のなんかとは違って、なんかプルンとしてる。
あんまり肉はついてない薄いお尻だけど、柔らかくて気持ちいい。
「すげ…、キレーな色」
「っ……ふぁっ…」
息が掛かったからか、恥ずかしかったからか、甘い声と同時に穴がきゅっと窄む。
なんだかそれが可愛くて、舌先で擽って反応を楽しんでから、ちゅっと口付けた。
「ぁっ、こ…た…っ、それ、大丈夫っ」
舐めなくていい、って言ってるんだろう。
寧ろ俺はこっちからお願いしてでも舐めさせてもらいたいのに。…って言うと、大分変態みたいだけど。
「ん?気持ちいいの?」
フッと息を吹きかけて、お尻が跳ねるのを嬉しく思って。
やっぱり俺、変態なのかも。
その部分をくるりと擦ると、ぬるぬるに濡れたそこに導かれるように指が吸い込まれた。
「あっ…あぁん…っ」
中指を深く突き刺すと、一層高い声が上がる。
指をもう一本増やして、入口を拡げていく。
「…なんで、こんなに柔らかいの?ここ」
「あっ、やっ、そこ…っ」
「ここが俺のことすんなり受け入れたせいで、リュートさんは遊んでるんだなーって思っちゃったんだけど」
「あっ、んっ、だって…っ、この仕事してるとっ、お酒勧められるからっ」
喘ぎ声を必死に堪えて、一生懸命言い訳する姿が可愛い。
「酔うとっ、…やぁっ、んぁっ、こーたぁっ…」
「酔うとエッチな気分になっちゃうから、誰かにこうしてもらうの?」
「ちが…っ、ばかぁっ…!」
あーっ、もうメチャクチャかわいい!!
涙声だし、ばかとか言うし!
「自分でいじってたんだ?ここ」
「んっ…はぁンっ…だって…っ」
「ここに入れなきゃ自分じゃイケないの?」
「あっ…、こーたぁっ、もっとぉ」
「聞いてねーし、もう…しょうがねーなぁ」
ともだちにシェアしよう!