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ネコ達の戯れ
「皐月くん、スーツ皺になっちゃうから脱ごうね」
そう言ってスーツを脱がそうとしてくれるから、うん、と返事して誘導に従う。
スーツから腕が抜けると、なんだか凄く身軽になった気がして、ゆっくりと身体を起こした。
ネクタイを抜き取られて、それからリュートさんはシャツのボタンにも手を掛ける。
1つ、2つ、3つ……
「シャツもぬぐのぉ?」
「ううん。脱がなくていいよ」
4つ、5つ……
あっという間に全部外されて、肩から布をずらして、でも裾はスラックスの中。
「皐月くん、おっぱい可愛い色してるね」
「やっ…、ひぁぁっん」
悪戯っぽく笑って、指の腹で乳首をぐりぐりってされた。
「皐月くんも開発済み?かわいい」
クニクニって摘まれて、指先で押し込むみたいにぐりぐりって。
そうやって弄られると、俺の乳首はすぐに反応して、押し返すようにぷっくりと腫れ上がってくる。
「もっ、もぉーっ、リュートさんっ!」
恥ずかしくて隠したいのに、リュートさんは色っぽく微笑みながら、
「ベビーピンクで美味しそう。舐めてもいい?」
なんて、質の悪い冗談をかましてくる。
「だめーっ!それより、俺の見たんだからリュートさんのも見せて」
「僕の?」
「そうだよぉ。リュートさんのおっぱいも見せろぉっ」
胸を腕で隠して文句を言うと、リュートさんは、しょうがないな、って笑って、バーテンの衣装のボタンをプツプツと外しだす。
うわわ、俺、半分冗談で言ったのに…。
ほんとに見てもいいのかな?
リュートさんってあんまり上半身裸のイメージ無いのに。
夏だって、一緒に海にもプールにも行かなかったし。
半袖を着てた記憶だって無い。
室内ではいつも長袖シャツ、夏外に出る時も、日焼けすると痛くなっちゃうからって薄手の長袖白シャツを着てた。
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