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ガンガン行くぜ! 3

「てかおじさん筋肉すごいね。鍛えすぎ」 人の筋肉をこんなに撫で回したことはない。 今までもそこそこ体格のいい男達には会ってきたが間違いなく一番だろう。 ツツジはそう思いながら彼の胸や腹筋を突いていると、肩を掴まれて引き剥がされる。 「何勝手に触って…」 ようやく男は上半身を起こし、その反動でツツジは彼の腹の上から膝の上へと落ちてしまった。 とんでもない形相で睨まれて、やりすぎたかとツツジは思わず苦笑した。 「ご、ごめん…ん?」 そんなに嫌だったかと思うと些か悲しくはなるのだが、太腿あたりに違和感を感じる。 場所的にアレでは?と思い至り彼をじっと見上げた。 「あの、なんか足に当たってる…んだけど…?」 「違う違う違う違う!」 「何が違うの?」 「いいから出ていけ!!!」 男は大声をあげ、ツツジの身体を退かすと自分が出て行ってしまった。 その矛盾行動にツツジは暫くぽかんと口を開けたまま 静かになった部屋で、彼の温もりが残るベッドに取り残されるのだった。 「あちゃー…また逃げられちった」

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