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第7話

カラン、カランーーー・・・・・・。 「いらっしゃいーーー、」 「・・・・・・!?」 あ、朝野!? ええええ!?マジで!? や、やべええええええええ!!! オレは思わずカウンターの下にしゃがんで隠れてしまった。 ダンーーーとテーブルの叩く音がすぐ近くで聞こえた。 「おい。ここのマスターはアンタか?」 「え!?あ、は、はい。俺ですけど??」 ショウくんが困惑気味で答える。 「そこにいる奴。高校生だってわかってて雇ってんの?」 やっぱりバレたーーーーー!!! オレは恐る恐る立ち上がった。 「あのっ、えと・・・・・・これには訳があって。」 バレたらマズイことをしてる自覚はある。 バイトがダメなわけじゃないけど、バイト先と時間がダメなんだ。 「え?祐也?」 「はあ?って、幸久・・・・・・?」 「祐也の馬鹿!!本名で呼ばないでっ!! 朝野とユキさんって知り合い? えと、朝野がショウくんの胸倉掴む勢いで怒ってて、ユキさんとショウくんは高校の同級生で、朝野とユキさんの接点って? オレとショウくん、朝野が困惑していることに気づいたユキさんが説明を始めた。

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