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第8話

「私とショウは高校の同級生。祐也と私は大学で同じ学部の同級生。ショウとミヅキくんは従兄弟。祐也とミヅキくんの関係って何かしら?もしかして・・・・・・祐也の元、」 「俺は椎葉の担任だ。」 ユキさんが何かを言いかけて朝野が物凄い勢いで睨んだ。 「あー、なんだ。担任か・・・・・・。って!?た、担任!?ちょ、弥月・・・・・・マジ??」 ショウくんが顔を引きつらせながらオレの方を見る。 オレは無言で頷いた。 「で?アンタは椎葉の従兄弟らしいが、高校生だって知ってて雇ってんだよな?バイトが駄目なわけじゃないが、ここで働かせるのはどうかと思うが?時間だってもうすぐ22時だしな。」 オレたちの剣幕にやられたのか、他のお客さんはすでに帰っていて気付いたらオレたち4人だけだった。 「ちょ、朝野先生。ショウくんは何も悪くないから。オレがどうしても金が必要でショウくんに頼んで週一で入ってるだけだから。」 「あのな、お前まだ16だろ。ここがどういうところか知らないわけじゃないよな?」 「知ってるよ。」 「だからさ、バイトするにしても駄目だってわかるよな?」 「わかってるけど・・・・・・でも事情があって・・・・・・。」 「は?事情?」 「・・・・・・先生ってさ、オレのこと何も知らないの?」 はぁぁとわざとらしく溜め息をついてやった。

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