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【R18エロ有】第16話

蔓達が再び身体のあちこちに絡みつき、後孔にまで無遠慮に押し入ってきた。 口の中にも花の咲いた蔓が突っ込まれ、あの甘い毒が流し込まれる。 それに倣ってか、胎内に潜り込んだ親指ほどの太さの蔓が、内部で粘液を噴出した。 「ッひぃっ!?!」 出口である器官に液体が逆流するという、ありえない違和感に背筋が泡立った。 そんな僕に構うことなく、蔓は吐き出した毒液を肉壁に刷り込むかのように、うねって円を描き始めた。 「っぅ、んッ!…はァ…、ぅっン…」 その動きに燻っていた火種が再燃し、肛壁がムズムズと淫猥に爛れ始める。 頃合いだと察したのか、蔓がまた数本後門をくぐり抜け何かを探りだした。 ズズ…、ズル…、ズププ…ッ、ズニュニュッ…… その内側を這う感触は、不快だったはずだった。 だが意識を失う前にだいぶ弄られていたせいか、それが今は性感が入り混じるものへと変化していた。 ぬるぬると肉壁を擦られる度に湧きおこる、甘さを伴う異物感。 それに背を震わせていると、太めの蔓が肉筒の潜むしこりに目を付け、強めに擦りだした。 「ぁアッ!!…っう…!」 圧迫感と排泄欲じみたものが生じるその場所も、散々嬲られた。 結果、そのしこりはじわじわとした快感を生み出す器官になり果ててしまった。 まるで水袋から水が押し出されるように、甘白い性感がしこりから染み出していく。 幾度となく蔓たちに押され穿たれ、溢れ出した悦液はさざ波のように周囲へ伝わっていった。 「ハっぁ、…ぁアァ!…っンぅ…!!」 その波は、先の性虐に項垂れてた性器を起立させるほどだった。 花の魔物はそれを待っていたのか、獲物への折檻を一層苛烈なものにさせた。 ッグチュっ!、ジュチュッ!!ヌ”チュッ!、グニュッ!!… 「ッうっ!ぁアっ!!ヒっぃ!ッんン!あッ、ァ…!!」 立ち上がったばかりで少し覚束ない幹を急き立てるように、何本もの蔓や枝がその周りに纏わりつき摩擦し、いたぶった。 穴へ出入りする蔓はその太さを増し、動きも大きく深く大胆なものになっていた。 そしてその往来によって内部から続々と生まれる波は、既に全身に影響を及ぼしていた。 手足、腹、背中など、本来ならばなんてこともない場所。 なのに今となっては、這いずる蔓がもたらすこそばゆさが交じったような疼きさえも、 ムズムズとした熱へ昇華されてしまった。 胸の粒もねぶられただけで、弾けるような感覚が突き抜ける。 (…熱い…気持ちいい…苦しい…気持ちいい……) 次々と絶え間なくぶつけられる鋭い淫撃。 その嵐のような激しさに、思考も感覚も全て快楽で塗りつぶされ、僕の意識は朦朧となっていた。 それなのに花の魔物は手を緩めず、トロトロとよだれを垂らす性器をことさら力強く扱き上げてきた。 強すぎる刺激から逃れようと、身体が自然と逃げを打つ。 その直後だった。 ※次から、首絞め表現があります。ご注意ください! 拘束のためか緩く首に巻き付いていた蔓。 それが突然締まった。 唐突な息苦しさと生命への脅威。それに驚き固まった身体と、冷水をかけられたように正気に戻った頭。 そうして動きを止めた僕に、首の蔓も緩んだ…が。 花の魔物はその反応を見越していたかのように、腸壁のしこり目掛けて硬い枝を突き入れてきた。 同時に性器の先端も、ボコボコと凹凸の目立つ枝で磨き上げる。 「ひィぃあッ!!、ッ、ぁああアアアッ!!」 目の前が白く弾けた。 なのに前後の枝の動きは止まらない。 許容量を超えた快楽からどうにか逃れようと、僕はもがき苦しむ。 すると、またもや首に巻きつく蔓が力を込めてきた。 完全に気道を塞ぐほどではないが、加虐の悪意を感じさせる力。 それに怯んでなんとか動きを止めると、性器の出っ張りや裏筋といった弱い箇所をまた執拗にこすり上げられた。 「ッうっ…!ぁアっ…ヒっぃぁアッ!!…っんウ”ッ!」 そうして強烈な刺激に耐えきれずに体が動くと、また蔓に首を絞められた。 そのうち、性器の根元も放出を阻むように蔓にキツく巻きつかれてしまった。 だからといって、眼前の魔物が獲物を弄ぶ手を緩める事はなく。 「かはッ!…ッヒっぁああアっ!…ぅ”ぐッ!…」 気持ちいい、苦しい、もういやだ、触らないで、気持ちいい、無理、イキたい、やめて、苦しい、気持ちいい、おかしくなる…… まるで溺れているみたいだった。 花はそんな僕の様子を笑みを浮かべながら、じっと見つめている。 徹底的に服従させるためなのか、ただ嬲りたいのか。 "ニゲルナ"と繰り返し告げる声音は、だんだんと楽しげな響きを伴っていった。 それに反比例して意識は薄れていった。

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