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 久しぶりに一つになれた感覚にからだ全体が喜んでる。 「んんっ、はぁっ、あっ、あぁっ、」 独占欲の強い翠が好きだよ。 「構ってくれなきゃ、嫌だからね?」 「うん、わかったよ、俺も寂しすぎて、頭おかしくなりそうだったって言ったよね」 俺の感じるところなんて、知り尽くした翠が、イイとこばかり突いてくるから、口は閉じられなくて声が止まらない。 「1回…イキそ…」 「1回ってたくちゃん、何回する気なの?」 「俺の事放っといた日数分……はぁっっ、んっ」 「やぁっ、待って!今イっ…てるから、動かないで!」 「だって、締まったから気持ちよくて」 中の収縮がとまらない。 「たくちゃん?これってイキっぱなしなの?」 「わっかんない、けど、ずっと我慢してたから、そうかも……」 「そんなに俺が欲しかった?」 「うん……翠が触ってくれないと寂しくて死んじゃうよ……」  寂しくて死んじゃうなんて、自分の口から出る日がくるなんて思ってなかった。俺は兎か?なんてふざけた事一瞬考えたけど、寂しくて、身体の一部欠けた気がしたから、死んじゃうって表現は案外間違ってないかもしれない。放っておかれたら、どんどん欠けていくんだ。 「次はどうしたい?」 「翠…足伸ばして座ってて…僕動くから…」 「分かった。いい眺めだな~、目の前で感じてるたくちゃん見られるんだから」 「もぉっ、恥ずかしいからやめてよ」  俺に腕を巻き付けて、目の前で上下するたくちゃん。研修医に言われた事で不安になって、たくちゃんに触るのを我慢出来てたなんて。我慢出来てた数日間の自分が、今は信じられない。 「翠の、おっきぃ……んふっ、きもちぃっ」 「たくちゃん、もう離さないからね」  「うん、離さないで」 「じゃぁ、今日はこのままで寝ようか」 「それじゃ、眠れないから…」 「俺もそれは無理。まぁ、まだまだ寝かせられないからね?」 「いいょ、もっと、、、、して?ただし、キスしてからね」  いたずらっ子みたいな顔で笑ってから近づいてきて、自分から舌を絡ませてくるたくちゃん。ごめんね、こんなに寂しい思いをさせたんだね。たくちゃんが案外寂しがりやなの知ってたはずなのに。  どちらのか分からない唾液が口の端から溢れていく。たくちゃんのかもしれない。そう思うと、なぜか勿体無い気持ちになる。俺は、君から離れるなんて無理だよ、たくちゃん。  結局5回目に達したところで、たくちゃんは気を失うかのように眠った。  少し、寝不足だったのかもしれない。身体拭いてあげなきゃ。  たくちゃんからこんな風に仕掛けてくれるのは初めての事で興奮したけど、また放っておくなんて出来ないよ。 「お休み、俺のたくちゃん」  身体を拭きながら髪を撫でる。眠りながらたくちゃんが微笑んでくれた。たくちゃんバカで、独占的強めの俺を好きでいてくれてありがとね。  あっ、せっかくラブホなんて来るの珍しかったんだから、たくちゃんにコスプレしてもらったり、おもちゃも試してみれば良かったかも?  また来よう。これからも一緒なんだから。こっそり思う翠なのでした。    fin

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