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第34話ジュリからのキスR15

「ジュリ、好きだ。俺も初めて会った時から・・・・・・」 ジュリを抱きしめる腕に力がこもる。 ジュリは通い合った心に胸が苦しくなるほど嬉しくて、ショウの背中にそっと手を回した。 その瞬間ジュリの甘くて濃いフェロモンが二人を包んだ。 「っ!・・・・・・ここはまずい。俺の抑制剤も長時間はもたない。とりあえず君を部屋まで運ぶから少し我慢してくれ」 ジュリはもう言葉を話すことも出来ず、無言で何度も頷いた。 体が持ち上げられ太い腕に包まれる。 木々の音や、風が肌にあたる感覚で森の中を走っていることがわかった。 ー-ショウのこの香りすごく安心する・・・・・・。ずっと抱きしめてほしいなぁ。 ショウの胸元に顔を摺り寄せるとそっと目を閉じた。 ー--- 次に目を覚ましたのは柔らかいベッドに降ろされた時だった。 汗ばんだ逞しい腕とショウの匂いが離れると自然に目を覚ましたジュリは無意識にショウの手を掴んでいた。 「ジュリ、目覚めたか?俺は部屋を出てくから……何かいるものはあるか?」 「やだ、行かないで・・・・・・」 「わかってくれ、俺もラットをおこしかけてるんだ……。薬をオメガのメイドに届けさせるから」 「好きなのにっ、一緒にいてほしい。……ショウじゃなきゃ、やだ」 ジュリの匂いがより濃くなる。掴まれた所から熱を帯び、ジュリの涙が滲んだ熱っぽい瞳がショウと交わった。その時、ショウの理性がプチンと切れる音がした。 「ジュリッ……!」 覆い被さり噛みつくようなキスをする。 舌先でジュリのピンク色の唇を突き、開いた瞬間を逃すまいとショウは分厚い舌を捻じ込んだ。 歯列をなぞり、ジュリの薄い舌を吸うと甘い吐息が小さく漏れる。 「んっ・・・・・・ショウ、もっと、触って……」 「わかってる。もう、煽るな」 左手でジュリの柔らかい髪を撫でながら反対の手で一つずつシャツのボタンを外していく。 全てのボタンを外し白い肌があらわになる。しっとりと柔らかい肌に触れるたび体が小さく震えた。 「あっ、ぁ……きもちいぃ・・・・・・」 「ジュリ、かわいい……」 白い肌にぷっくりとピンク色に腫れあがった二つの尖りを片手で捏ねもう片方。吸い上げるとジュリは身を捩らせながら悶えさせた。 その蕩けるような嬌声とフェロモンが部屋中に充満し、ショウの陰茎も限界を迎えていた。 「きつい……ジュリ、下も脱がしていいか?」 その問いにジュリは息を荒げながら頷いた。 「僕も、限界っ……。ショウも脱いで?ひっつきたいよ」 抱きしめて欲しくてせがむジュリにキスを落とすと、ショウは自身の服を荒々しく脱ぎ捨て、ジュリのズボンをパンツと一緒に脱がした。 「出来るだけ、優しくする。ジュリ・・・・・・俺を見てて」 ショウの熱い瞳に答えるようにジュリはショウの腕を引っ張ると自分からキスをした。

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