「あぁッ！…う、そ…ンァッ！」 蒼牙の形の良い唇が俺自身を包み込む。 信じられないような快感と羞恥心が俺を襲った。 …ﾋﾟﾁｬ、ﾂｩ～、ｸﾁｭ…ｸﾁｭ…ﾁｭｯ カリ首から竿を舌が這い、横から吸い付いたり優しく擽ったりする。 「あ、ｱｧ…ッ…ｱﾝ！」 こんなこと、付き合ってきた彼女にすらさせたことは無かった。 熱い口腔内に迎えられ、先端を舌先でチロチロと舐められた。 「だ、め…ッ…ｱ、きたな、から…はなせ…ッ…」 息も絶え絶えになりながら訴えるが、引き離そうと伸ばした手は蒼牙に掴まれ阻まれる。 …ﾋﾟﾁｬ、ｸﾁｭ…ﾁｭｯ…ｼﾞｭﾌﾟｯ、ｼﾞｭ… 耳を犯してくる淫靡な音。空いている手で口を押さえ声を殺した。 「ンッ、ﾝｰ…！」 「ﾁｭｯ…ﾊｧ…、汚くなんかないよ。ｸﾁｭ…悠のここ、凄く綺麗だ…ﾝ」 口を離しては囁き、また舐め上げてくる舌。 先端を擽り、口に入りきらない部分は指を絡めてくる。 「おねが…ﾝ、やめ、ッ…」 涙目になりながら蒼牙を見つめた。 気持ち良さに翻弄されながらも必死で伝えると、蒼牙が口を離して顔を覗き込んできた。 「…なんでそんなに嫌？気持ち良くない？」 優しい口調と濡れた唇。 そこで愛撫されていたことに耐えられず目を逸らした。 「気持ち良い…けど、恥ずかしくて死ぬ…」 消え入りそうな声で言うと、耳元にキスを落としてくる。 「…ッ…！」 弱いところに口付けられ息を飲むと、クスッと笑う声が聞こえた。 『…大丈夫。恥ずかしくて死んだ人はいないから…』 小さな声。 耳元で囁かれゾクゾクしてしまう。 甘い吐息で耳を擽ると、蒼牙はまた身を屈めていった。 …ﾋﾟﾁｬ、ｸﾁｭ…ｼﾞｭﾌﾟｯｼﾞｭﾌﾟｯ、ﾁﾕ～… 強く吸い付かれ、射精感が駆け上がる。 「…ｱ、ﾝｯ、だめッ！」 自然と腰が揺らめく。のけ反り快感を逃そうとすれば、蒼牙に自身を押しつけるような恰好になる。 「ﾝｯ、イッて…悠…」 ｸﾞﾁｭ、ｼﾞｭﾌﾟｯｼﾞｭﾌﾟｯ…！ 逃げようとする腰を押さえ付け、頭を激しく上下させられれば我慢できるはずもなく。 「ﾌｯ、あぁぁ…！」 強い射精感に抗えず熱を解放する。 …ﾁｭｯ、ﾁｭｰ…！ その間も強く吸い上げられ、全て口に吐き出せと容赦なく攻められた。 「…ﾝ」 …ｺﾞｸｯ… 艶めいた声と信じられない音。 口を離した蒼牙を、呆然と見つめたー。