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昂る3(※)
シャワーの音に混じって、悠さんの甘い息遣いが浴室に響く。
身体を密着させ背後から腕を回し、泡立てたボディソープを手の平に乗せ悠さんの身体を洗っていった。
「…ン、もう自分でやるから、離せ。」
胸元に手を這わせ、尖りに指が触れると悠さんが身を捩りながら呟いた。
「ダメ、俺が洗う。」
背後から耳を食みながら囁くと腕の中で身体を震わせるのが伝わってくる。
優しく円を描くように手を這わしながら胸元、首筋に肩、腕と綺麗に洗っていった。
「…フッ…擽ったい、ンア!」
胸の尖りをキュッと摘まむと、途端に甘い声を上げて身体を前に倒そうとする。その身体を腕で固定して仰け反らせると、執拗に捏ねて快感を与えた。
「ンッ…!」
声を我慢する様が愛しくてもっと可愛がりたくなる。
身体を支えていた腕を内腿に下げ、ゆっくりと撫で上げると「…ここも俺が洗う。」と悠さん自身を握った。
上半身への愛撫で勃ち上がりかけていたそこは、ゆるゆると扱くだけで形を変えていく。
「ンア…ッ…アッ!やだ、蒼牙…ッ…ンッ!」
自身と乳首を攻められ、高く甘い声を上げる悠さんのうなじを舐め上げていった。
「…何がイヤ?」
「フッ…ッ…声、響く、」
俺の腕に手を添え、首だけ振り返り訴える。
目尻が赤く染まって、噛み殺した喘ぎが口から洩れていた。
その表情が扇情的で、自身に熱が集まるのが分かった。
密着しているせいで悠さんにもその熱が伝わるのか、もぞもぞと腰を動かしている。
「響くのが恥ずかしい…?」
逃げようとする身体をギュッと抱き締め、こめかみに口付ける。
コクコクと頷く様子にクスッと笑いが溢れた。
…だからそれが男を煽るんだよ。
俺は止めていた手の動きを再開した。
「ウァッ…アッ、あぁッ…」
強く、激しくした手の動きに悠さんの声が大きくなる。
俺は悠さんの身体を反転させ向かい合うと、その唇に噛みつくようなキスをした。
「ンッ…フッ…ッ…」
クチュクチュと舌を絡ませ、歯列を舐め上顎を擽る。
角度を変えながら何度も深く重ねると、どちらのものか分からない唾液が悠さんの顎を伝っていく。それも舐め上げまた唇を重ねる。
…ピチャ
唇を離した時には銀糸が互いの口を繋ぎ、プツリと切れた。
「ハァ…、蒼牙…」
濡れた瞳で見詰めてくる悠さんに艶然と微笑み掛ける。
「…ベッド行く?」
小さく頷く悠さんの身体を強く抱き締めたー。
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