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5月19日 夕4(※)

グチュッ…クチュ… 互いの手の中から卑猥な音が響く。 「ンア…ッ…」 グリグリと先端を強く擦られ、限界が近付いてくる。 「ハッ…蒼牙、待って…も、イキそうだから…」 間近にある蒼牙の耳に吐息混じりに訴える。 「…ごめん、余裕ないです。」 手の動きを緩めて欲しかったのに、蒼牙は俺の腰を強く引き寄せる。 そのせいで互いの昂りが触れ合い感じたことのない刺激が俺を襲った。 「え、ンア…ッ…!」 蒼牙の大きな手が二人のものを一緒に握り扱き始める。 グチュッ…クチュ…グジュ! 「…ン、ハッ…!」 熱い塊が押し付けられる感触と滑りを利用した巧みな愛撫。 耳元に聞こえる蒼牙の吐息と押し殺した声。 腰に回された手が背筋をなぞることで沸き上がる快感。 全てが気持ち良くて、俺は蒼牙自身から手を離し肩にしがみついた。 「アァッ…ンッ!ハッ…蒼牙、もダメ、あぁぁ…ッ…!」 蒼牙の手の中で熱が弾ける。 ドクドクと脈打つ自身からは白濁が吐き出され、それを受け止めた蒼牙の手の動きがいっそう激しくなった。 「あ、あ、ハッ…止め、アンッ…!」 グジュ!グジュ!グリュリュッ…! イッたばかりの自身には痛いほどの刺激が与えられ自然と腰が逃げる。 でも蒼牙の腕に強く抱き締められてそれは敵わず、そのまま唇を塞がれた。 「ン、…フッ…ッ…ンン!」 クチュ…ピチャ…クチュクチュ…! 口腔内を息もできないほどの荒々しさで犯される。 「ハッ…、クッ!」 蒼牙が吐息とともに洩らした声に続いて、俺自身に重なっていた蒼牙の昂りがビクビクと脈打った。 それと共に蒼牙の手の動きが撫でるような緩やかな動きに変わる。 「ンッ…ハァ、ハァ…」 自身に塗り広がる蒼牙の欲望に、熱い吐息がもれた。 広い肩に頭を押し付け息を整えていると、「…ごめんなさい、痛かったですか?」と蒼牙が聞いてきた。 「ン、大丈夫…」 痛いほどの刺激ではあったが、身体を走る倦怠感は心地好い。 宥めるように背中を撫でてくる大きな手の感触に目を瞑った。 「…やっぱり暴走しちゃいました。」 小さく呟く蒼牙の言葉に、抱き着いたまま頭を小突くことで応えた。 変わらない喋り方と柔らかい雰囲気。 …何だかんだ言っても、まだ手加減してたってことか。 きっと夜にはまたこうやって触れ合う。 その時には…想像して期待と不安が襲ったー。

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