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アニマルパニック6(※)
「あっ...ん....っふ、」
「クスッ、悠...止まってるよ?ほら、気持ちよくしてくれるんだろ?」
グチュ...グチャ、チュグッ...
俺自身を握ったまま悠さんが甘い声を上げ続ける。
もう口で愛撫するどころでは無くなったのか、指を抜き差しする度に揺れる腰が色っぽい。
「ぁ、あ...そう、が....も、やめ...!」
羞恥に赤く染まった顔で見上げ限界を伝えてくるその姿に知らずと喉がなった。
この人のこんな淫らな姿は俺しか知らないんだ...そんな気持ちが湧いてきて、中を擦っていた指を一気に引き抜いた。
「あ、...はぁ、」
大きく息を吐く身体に腕を回し、ぐっと力を込める。
抵抗することなく起き上がると悠さんは呼吸を整えながら俺を見つめた。
紅潮した頬と赤く色づいた唇...そして呼吸にあわせて上下する胸の尖りはピンと主張していて。
....誘ってるようにしか見えないな。
心の中で呟きそっと抱き寄せる。
素直に腕を背中に回してくれる悠さんの脚を大きく開き膝に跨がらせる。
そうして視界に入った猫耳を見つめた。
「.....蒼牙?」
「............」
悠さんの後孔に自身をあてがいつつ、そのまま動こうとしない俺を悠さんが戸惑ったように呼んだ。
顔を覗き込んでくるのにニッと笑って見せれば僅かに眉を寄せる。
「ねえ、悠さ...」
「いやだ。」
まだ何も言ってないうちに拒否されてしまい思わず苦笑すれば、悠さんは眉を寄せたまま口を開いた。
「お前、今絶対にろくでもないこと考えてるだろ。」
「....分かる?」
「顔見れば分か...んあぁっ!」
話している悠さんの腰を強く掴んで引き寄せ、一気に貫いた。
十分解したとはいえ本来受け入れるようにできていないそこはキツく、その衝撃に腕の中の細い身体が大きく仰け反る。
「ん...キツ。大丈夫?」
晒された胸元に口付けながら問えば、僅かに涙の滲んだ瞳で見つめ小さく頷いてくれる。
「良かった...」
目尻に溜まった涙を舐めとり、そのまま顔中にキスを落とす。
チュッ、チュッ...と可愛らしい音を響かせていると、悠さんがモゾッと動くのが伝わってきた。
「...はっ、何...も、動けよ...」
挿入したまま動かない俺に焦れたのだろう。
頬を両手で挟み、恥ずかしそうな表情でそう伝えてくるのが堪らない。
「ゴメンね。ねえ、悠....『ニャー』って泣いてみて?」
「は?」
「だから、猫みたいに『ニャー』って。」
「ふざけん...んっ!」
繋がった部分を指で撫でてみる。
途端に甘い声を上げる恋人に微笑んで見せると、俺は言葉を続けた。
「ほら、鳴かないといつまでもこのままだよ?繋がったまま動かない。...朝までだって俺は平気だけど?」
「な、変態か!」
「言っただろ?悠に関しては俺は変態だって。それとも本当に朝までこのままでいる?」
「...んあっ...!」
一度緩く腰を動かしてみる。自重で奥深くまで俺のものを受け入れている悠さんの口から、甘い吐息が溢れた。
チュクッ...
優しく甘やかすようにその唇を自分のそれで塞げば、しなやかな腕が首に回される。
可愛いその仕草に今すぐにでも突き上げたいのを我慢し、何度も何度も舌を絡め欲を煽っていった。
「チュッ....悠、言って?」
「........、」
「ね?....早く。貴方を滅茶苦茶にしたい...」
唇を触れあわせたまま囁く。
朝までこのままなんて言ったけど...本当は動きたくて仕方がないのだから。
「..............くそ、」
「ん?」
フイッと顔を背けて呟く悠さんの耳朶を食む。
そうすれば繋がった部分が一瞬キュッと絞まり、それが堪らない快感を生んだ。
暫くそのまま柔らかい耳にキスを繰り返していれば、やがて小さな、本当に小さな声が耳に届いた。
「.........にゃー」
「.......っ、」
「!!言ったぞ、これで文句ない...あ、ンッ!」
小さな声で猫の鳴きまねをしてくれたのを聞いた途端に、自身に熱が集まった。
バカみたいに興奮している自分に若干呆れつつ、悠さんの身体をベッドに押し倒し足を抱え上げる。
「はっ、急に動くな...ん、なんかでかくなってるし...」
「だってすっごい可愛い...ごめん、ちょっと手加減なしでいかせてもらうから...!」
「え、あ、んあっ....!」
言葉と共に一気に引き抜き奥まで突き上げる。
グチュン...!
「あ、あ...や、つよい...ンアアッ!」
「はっ、ごめん...文句は後でね...くそ、これジャマ...!」
悠さんを突き上げる度に揺れ動く頭から、ウサギの耳がずれてくる。
それが鬱陶しくて頭から取りベッド脇に投げ捨てた。
「あ、ん、お前ずる...俺のも、はっ、取れよ...ンッ!」
喘ぎながらそう伝えてくる悠さんの腰を高く抱え、上体を倒して熱い身体に覆い被さる。
そうすれば繋がりは一層深くなり、堪えきれないとでも言うかのように強く抱き締められた。
「悠はダメ...そのまま、朝まで可愛く啼いてて...くっ!」
「ば、かやろ...あっ、んあ...!」
お互い言葉を交わせたのはそこまでで。
薄暗い寝室の中には、甘い声と吐息...そして淫らな水音と肌のぶつかる音だけが響いていったー。
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