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第5話

アイツが泣いてて。 イった余韻に身体を震わせながら泣いてて。 その涙を指で拭った。 痩せて目だけが大きくなった顔。 その顎や喉のラインが前とは微妙に違ってて、なんだか胸がドキドキした。 「オレは女じゃない・・・」 濡れた穴から滴らせながらアイツが泣きながら言う。 この穴に指を入れたならあんなに悶えるくせにアイツがいう。 でもその気持ちもわかった。 「お前は男だよ。うん。まあ、ホンモノのアレがついてても」 そこは本気で言った。 今さら中身が変わるものじゃないだろう。 そんなに簡単じゃない。 ずっと男として生きてきたのだから。 でもポロポロ泣くアイツに感じるのはオトコ友達、ツレだったアイツに感じるものじゃなくて。 オレもなんか限界で。 「させて」 そこはシンプルにお願いした。 男なら分かるはずだと目で訴えた。 アイツが自分についた女の子を弄らずには入れられなかったのはオレのコレと同じ気持ちだろう。 「女じゃない・・・」 アイツが泣く。 「うん。分かってる。だからちんぽも弄っただろ?」 オレは言う。 「きっともっと気持ちいい」 舌で弄られ、ペニスを扱かれイった気持ち良さを思い出させようと指を穴にまたさし入れた。 「ここにもっとおおきいの入れて、前をしごいてやるよ、もっともっと気持ちいいぞ、きっと」 オレは囁いた。 指を動かすとソコがオレを欲しがるのが分かる。 ひぃん アイツが鳴いた。 たまらなかった。 「お願い。させて?」 オレはあたりを見回した。 こいつのオナニーの仕方も知ってる。 あるはずだ。 箱に入ってるコンドームをみつけた。 コンドームしてオナニーするんだよな、お前。 ここがホンモノの女の子のモノなら、妊娠させるわけにはいかなかった。 「させて?」 お願いしながら指を中でうごめかせた。 指を増やして。 またエロく尻を振り始めて、ペニスがまた起き上がり始める。 深く指を入れて、クリトリスも指で擦り、今度はペニスを舐めてやった。 「ああっ・・・気持ちい・・・気持ち・・」 思わずアイツが零す言葉にこちらも興奮して、ペニスをしゃぶって穴を指で大きく掻き混ぜる。 ひぃん ひい あひぃ あいつが鳴くのがいやらしい。 「なあ、させて?絶対気持ち良いって」 オレは懇願した。 もうコンドームは着けてたけど。 「女じゃない・・・」 アイツが泣く。 そこは可哀想で。 「女じゃないからちんぽが気持ちいいんだろ?」 オレはペニスを擦ってやる。 アイツが喘いだ。 腰の突き上げるように動くその動きはまちがいなく男だ。 「お前は女じゃないよ。でも、気持ちいいの・・・好きだろ?」 オレは反応が良かった穴の中の場所を指で擦った。 穴が痙攣する。 アイツの細い声が漏れる。 濡れて熱い。 たまらない。 「挿れさせて?良いなら、頷くだけでいいから」 オレはコンドームを着けたオレのペニスをアイツの女の子の割れ目に擦り付けた。 浅く入れるように。 アイツが小さく叫んで。 そして、泣きながら頷いた。 「優しく、する、から」 オレは思わず抱きしめていた。 なんか。 可愛くて。

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