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「なんで縛るんだよ」 「え。でも考えてくれ。長年引きこもりの僕と現役兵士の君とじゃどっちが腕力が強いかなんて一目瞭然だろう。縛られてたら分かりやすく無理矢理犯されてるって事になるけれど、縛られてなかったら抵抗出来るのにせず自分から受け入れてるって事になるじゃないか。そっちの方が精神的にキツくないかい」 「……」 それもそうな気がする、けど、縛られるのも普通に嫌だ。なんだか腹が立ってきた。 結局腕は後ろで、両足はそれぞれ折りたたんだ状態で縛り上げられた。 「僕はレイプするのは大好きだけど相手が痛い思いするのは……全然嫌いじゃないしむしろ好きだけど……まあ今日はそういう気分じゃないからちゃんと君も気持ち良くなれるよう準備しておいたよ」 本音がダダ漏れ過ぎる魔法使いの手元にはドス赤い液体の入った針のない注射器のようなものがある。 「入れたら直ぐにぐずぐずに解れるし前立腺だろうが結腸だろうがどこもかしこも気持ち良くなる優れものなんだ。副作用もあんまりない」 「あんまりってなんだあんまりって」 「気にするほどないよ」 「少しでもあるなら使うな!」 「まあまあ」 適当な言葉でいなしながら、注射器の先端を後孔に押し付けて中身を注入してくる。液体の冷たさに身震いした。 「ひっ……」 「あとちんちんも縛っておくね」 「や、やめろ」 嫌だと拒否しても縛られた状態ではなされるがままだ。魔法使いはちんこを紐で縛り上げると、今度はピンク色のバイブを取り出して躊躇なく後孔に捩じ込んできた。 「ああっ…!」 すぐ解れると魔法使いが言っていた通り、それなりの太さがあるのに何の抵抗もなく中へ入り込んでくる。魔法なのかなんだか知らないけれどほんとに大丈夫な薬品なのか。 「んう"う……!」 バイブが中を探るように動く。違和感が凄まじくて気色悪い。 「バイブって使った事ある?」 「な、い…ッあ"……!」 ぐり、ととある場所を押し込まれた瞬間、違和感とは違う感覚がした。 「あ、ううう…ッ!」 その感覚が快感だと分かると変な声が出てくる。 「や…あぅッ…ああッ…!」 「前立腺とんとんってされると気持ちいいだろ?」 「やだ、やだ、やだ…!」 「やだじゃなくて。気持ちいい?」 「ア"ッ...ああ"っ…!」 気持ちいい、気持ちいいけど、ちんこを縛られた状態でこれをやられると辛くて仕方が無かった。 射精しそうになのに出来ない。 「解いて、これ、解いて…!」 「終わったらちゃんと解いてあげるよ」 そう言って魔法使いは余計に前立腺を刺激してくる。 「ッンあ"あ"…!」 バイブを押し込まれる度に頭の中が白くなる。 「も、も、やだっ、イキたいっ」 「空イキならしていいよ」 「なに、それ……や"ァアア……!」 「射精しなくてもイけるんだよ」 ぎゅうっと前立腺を押し上げられ、そのままぐりぐりと強く刺激される。 「んん"ん"っ!! や"めッ…やだ、あ"ッ、あ"ーっ!」 「もう少しっぽいんだけどなぁ」 「それっや"め"でッ変になるっ」 「なったら直してあげる。僕人の頭弄るの得意だから安心して」 ほんとに、駄目だ。イキたいということ以外何も考えられない。 「や"あ"あ"…!!」 「ね、イきそう? まだ?」 「分がんな"、い、──ッ…あ"ああああッッ!」 もう限界だと思った瞬間に射精した時とは違う、全然引いていかない強い快感に襲われた。 「あ、イケた? 良かったね」 「ッや"っ! やめ"っ、今は、や"ッ…やめでぇええ…!!」 今弄られると刺激が強過ぎて訳が分からなくなりそうなのに、魔法使いはお構い無しに前立腺を弄り続けてくる。 「頼むからッ…止めて…!!」 「連続絶頂とか無理かな」 「むりだからぁああ…!!」 「んー、残念」 そう言うと急に聞き分けよく魔法使いは手を止めバイブを引き抜いた。 ぜえぜえと息を吐いていると、また尻に何か硬いものが当てられる。 「や"っ……もうやだって……」 「兵士やってたぐらいだから体力なんて腐るほどあるだろう」 こんなことに使う為の体力じゃない。 「エネマグラって使ったことある? ないよね? バイブも使ったこと無かったぐらいだもんね」 エネマグラとか言うものを中に押し込んでから、魔法使いは緩く腹を撫でて来た。ぞわぞわとした感触が気持ち悪くて身体を強ばらせると、中に入れられたものが前立腺を押し上げてくる。 「んう"う"っ」 「そうそう、そんな感じで力んでて」 なら、極力身体の力を抜いていれば、と思ったのに、魔法使いは俺のその様子を見て乳首をぎゅっと摘んできた。 「ひん"ッ! い"…痛い"ぃ…!」 「お尻で中のやつぎゅーってして?」 「ん、ぐッ…分かった、から…、離し……!」 痛みのあまり大人しく従うと、またエネマグラが前立腺を刺激する。 「あ"っ…あううッ、ッあ"あ"…!」 「そうそう」 言う通りにしてるのに魔法使いは乳首から手を離さないし、なんなら摘んだままぐりぐりと擦り合わせるようにしてくる。 「んん"ん"ん"…ッ」 またさっきのおかしな感覚が来そうなのにどうやって止めたら良いのか分からない。 「ッあ、ッッ───!!」 どうすることも出来なくて、またさっきみたいに頭が真っ白になる。 そしたら、まだ絶頂が抜けていないのにエネマグラが前立腺をぐりぐりと刺激してくる。 「ッひ、いや"っ、これ、嫌ッ!」 逃げたいのに逃げられなくて、無理矢理イカされる。 「ひあ"あ"あ"ッ!」 連続で絶頂を迎えてまともに息が出来ない。 「や、やだ…またイクッ…あ"───…ッ!!」 「うん。やっぱり君の顔好みだよ」 魔法使いの癖にビデオカメラなんて文明の利器を手に持っている。普段なら絶対壊してやると思うのに、俺はそれどころじゃない。 「もう"止めてぇ…! もう無理……!!」 「僕は触ってないからどうにも出来ないよ」 ね、と魔法使いは笑顔で触ってないと見せつけるように両手を上げる。笑顔が腹立たしい。指折れろ。

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